トランプ大統領議会演説まとめと日本への影響・日経平均とドル円為替

トランプ大統領議会演説

現地時間2月28日21時(日本時間3月1日11時)からのトランプ大統領の議会演説をまとめて、日本への影響で日経平均とドル円為替がどう動いたかを解説します。

スポンサードリンク

トランプ大統領の議会演説内容のまとめ

ライブ中継の通訳の書き起こしでメモ的なものですので読みづらい部分はご容赦をください。

○トランプ大統領の議会演説の内容

・ユダヤ教墓地が襲われたことから2分されている国となっているが結束しましょう
・結束と強さのメッセージを送る
・人種や宗教に対する脅威を非難する
・米国の団結を呼びかける
・自国の国境を守らなければならない
・海外で何兆ドルも使ってきたが、国内のインフラは老朽化している
・中流階級を蘇らさせる
・フォード、インテル、ソフトバンクなどからアメリカに投資するとして雇用を創出している
・衰退産業を復興させ、インフラを強化し、安全を回復させる
・株式市場は3兆円株式総額増えた
・F35の費用を低減させた
・政府の汚職を無くす、高官の人たちのロビー活動を5年間禁止します
・1つのレギュレーションを増やすと、2つの規制をなくすことにした
・アメリカのパイプラインはアメリカの鉄鋼を使い、数万の雇用を生み出す
・TPPからの撤退
・女性の企業家が起業をし易い環境をカナダのトルドー首相と協力して進めることにした
・薬物がアメリカに入ってくるを防ぐ、依存性患者の治療にも力を入れる
・移民法を執行し国境を安全にする、賃金を引き上げる、地域を安全にする
・メキシコ国境に偉大な壁を建設する
・イスラムテロから国を守っていく
・入国審査を強化してアメリカを安全にする
・危険な人々を入国できないようにする
・ISISを地球から抹殺しなくてはならない
・イランの弾道ミサイル開発に携わた人物
・イスラエルとの関係の見直しを行う
・スカリア夫人にお礼を申し上げる
・ゴーサッチ最高判事を指名しました
・9400万が失業、4300万人が貧困
・前政権が債務を増やしている
・NAFTAで雇用が奪われている
・国内企業が国外に逃避するのを難しくする必要がある
歴史的な税制改革を計画している、大幅に法人税率を引き下げる
中間層に減税する
・ほかの国は100%関税をかけている国もある
・ハーレーダビッドソンさんは、関税について求めないかもしれないが、私は不公平を修正することを求めていきます
・公平な貿易環境を維持するために、貿易税を変革する
・労働者を守り、数百万人の雇用を守ります
・能力を持たないものの入国をやめ、能力がある人を入国させる
前向きな移民制度改革が必要
・新たにアメリカのインフラを整理する時期が来たのです
1兆ドルのインフラ投資を官民で行い、数百万人の雇用が創出される
・アメリカ製品を買い、アメリカ人を雇用
オバマケアの撤回を議会に求める、新たな仕組みを作る
・医療保険の保険料引き下げをトランプ政権で行う
・オバマケアは崩壊しつつあり、すべてのアメリカ人を守っていく必要がある
・既往症の人も保険に入れるようにする、スムーズに引き継げるようにする
・保健に関して州の知事に権限を与える
・薬の価格を即座に引き下げる
・州を超えて保険を購入できるようにする、競争ができて保険料が下がるだろう
・育児休暇を導入
・薬剤に関する規制緩和を実施する
・貧しい子供を含めたすべての子供に教育の機会を与える
・犯罪率を下げて子供たちの安全を確保する
・司法と協力して、暴力行為などの抑制を進めていく
国防費の増額を求める
・服役軍人をいたわる
・軍をたたえ、実際予算を増やした
・ライアンさんはアメリカのためにいのちをささげてくれた(一番拍手多い)
・NATOを支持
・同盟国は財政的な義務を果たすべき
・アメリカの国としての権利を認めてもらう
私は世界を代表するのではなく、アメリカ合衆国を代弁しているのです
・小さな戦いのときは終わりになる
・アメリカ精神の再生の時だ
・アメリカを信じてください

トランプ大統領議会演説の日本への影響-日経平均とドル円為替

結論を言うと、ほとんど影響がなかったというべきでしょう。

トランプ大統領の議会演説は、ちょうど日本市場が開いている時間でしたので、大きな影響があそうでしたが、ほとんど影響がなく昨日の3月利上げ期待につられた円安に反応して株高になりました。

しかし英国のEU離脱も米大統領選挙も日本時間での出来事ですので、大きなイベントは日本時間に開かれることが多そうです。

ドル円は、トランプ大統領の議会演説が始まる前に高値を付け、始まると下落しています。
113.2円から113円を切るところまで推移しています。下値も堅く、113円前後での推移となっています。

12時を過ぎたあたりから、上昇しだしています。113.2円まで上昇しました。

○ドル円為替チャート
トランプ大統領議会演説後ドル円チャート

その後も13時45分ごろに113.6円まで上昇しています。
現在は、113.5円前後で動いています。

日経平均の前引けは、19,222.56円(+103.57円)となっています。前場後半はトランプ大統領の演説を警戒して売りに押されました。

しかし後場の寄り付きから、200円ほど上昇して始まり、一時は300円ほど上昇しています。
円安が好感されて、19400円にせまる上昇になっています。

本日の日経平均の終値は、19,393.54円(+274.55円)となり、大幅高となりました。

トランプ大統領の議会演説が良かったからというより、議会演説の内容が具体性にかけ、特に注目するべき点が少なく、マイナスに働かなったので、昨日のアメリカの3月利上げの確率が高まった影響がそのまま出て、円安になり、日経平均が上昇したということだと思われます。

CNNの記事では、時間稼ぎと書かれていましたが、具体性に欠ける演説で、実際の政策が出てこないので、期待だけが高まっている状態が続いています。
そのうち、期待疲れで大きな調整が入りそうで、怖いですね。

 

おすすめ記事

米国10年国債利回り・ドル円相関チャート

トランプ大統領誕生のリスク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください