【今日の株式相場】日銀緩和政策に失望 中長期銘柄へ視点(3月16日~17日)
国内株式市況を、底値銘柄レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今後の株式相場を予想します。
16日の株式相場 ダイジェスト
16日の東京株式市場は、日銀の緊急政策会合でETF買い入れ額倍増(12兆円)が決定 (↑) され一時プラス圏で推移したものの、基本的な買い入れペースは6兆円と従来どおりとしたことで次第に失望感が広がり (↓) 、大引けにかけマイナス転換しました。
16日の日経平均株価 終値
17,002.04/-429.01 (-2.46%)
続落4日目
16日の株式相場と注目銘柄
16日の東京株式市場では、前週末の米株高 (↑) や、日銀会合の緊急前倒し開催による景気支援策への期待感 (↑) により、買い先行で推移しました。しかし日銀緊急会合の結果は買いを支えるだけのインパクトを欠き (↓) マイナス転換、一時は500円マイナスまで下値を拡げつつの4日続伸となりました。
なお16日朝方には米中銀FRBが緊急の大幅利下げを決定、政策金利がほぼゼロ金利となることで企業の資金繰りが改善するとの見方が浮上しましたが、「これほどの対策が迫られるほど景気は悪化している」との悲観的な見方も交錯し、市場への影響は限られました。
個別株では、証券や空運といった銘柄は買われ (↑) 、株価指数を下支えしました。ただゴムや輸送機器などは売られ (↓) 下落しました。
こうしたなか、過去に配信された「底値銘柄レポート(有料版)」の掲載銘柄では、ツヴァイ(2417)が前日比+100(+14.88%)で上昇となっています。
今後の株式相場予想と注目銘柄
コロナショックで注目「中長期銘柄」
新型コロナウイルスの感染拡大による経済的悪影響が表面化し始めたことで、リスク資産と見られることの多い株式は世界的に強い売り圧力にさらされており、各国中銀や政府による景気支援策が下支えしてもなお、さらなる景気への不安が払拭できない状況となっています。
こうした歴史的とも言えるリスク回避の局面にあって高い注目を集めているのが、乱高下相場や弱気相場に強いと買われることの多い「中長期銘柄」です。例として、今後の市場拡大とともに売上が積み上がっていく可能性の高い介護サービス事業で、1Q利益の過去最高値更新により、市場のリスク回避一巡後に反発する見込みとの銘柄が、「底値銘柄レポート(有料版)」最新号で解説されています。
乱高下の続く地合いに強い「中長期銘柄」のなかでも、業績期待から買いの入る可能性が高い注目銘柄の解説は、「底値銘柄レポート(有料版)」最新号でご確認下さい。
このほか、安定成長期待銘柄や高配当銘柄で、底打ち・上昇期待が出ている銘柄も多く判明しています。このうち、安定成長期待として「有望底値圏銘柄レポート」に掲載された銘柄の数は、下記のとおりです。
13日(金) 344銘柄
12日(木) 288銘柄
11日(水) 203銘柄
10日(火) 325銘柄
9日(月) 313銘柄
6日(金) 206銘柄
毎日の配信されるこうした上昇期待銘柄について、その銘柄名や、ピックアップ銘柄の解説は、本日以降も毎日更新される「底値銘柄レポート(有料版)」の最新号にてご覧ください。