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ドルコスト平均法で日経平均インデックス投資―リーマンショックから投資

リーマンショック後の1年の日経平均株価推移

以前に日経平均のインデックを買い続けると本当に儲かるのか?でバブル崩壊の1989年12月からドルコスト平均法で日経平均株価で毎月買い続けると現在では、儲かっているという記事を書きました。
バブル崩壊の時は一番株価が上がっていたわけですが、では、直近で一番株価が下がっていた時期のリーマンショックの2008年9月からドルコスト平均法で買い続けるとどうなるかをシミュレーションしてみましょう。

リーマンショック 2008年9月

リーマンショックは、アメリカのサブプライム問題に端を発し、投資会社のリーマン・ブラザーズが負債総額、約6000億ドル(約64兆円)という史上最大の倒産をしたことによる株価の大暴落です。
日経平均株価も12,000円台から1か月半で6,000円台になり、大暴落を迎えました。

リーマンショックの2008年9月から1年の日経平均株価の推移
リーマンショック後の1年の日経平均株価推移

リーマンショック前は、12,000円台だったものが急激に落ちて、10月27日には、終値として7162.9円を付けました。
その後、2009年6月に1万円を回復しましたが、2012年のアベノミクスが始まるまで1万円前後で推移することになり、長い低迷期間に入ることになります。

この長期低迷期間の最初の2008年9月から日経平均を買い始めるとどのような成績になるのでしょうか。
条件は、前回と同じで

1、その月の最後の営業日の終値で1万円分日経平均を買う
2、手数料等は無視する

ドルコスト平均法でリーマンショック後から日経平均を買うシミュレーション

それでは、実際にリーマンショック後2008年9月から2016年3月まで買い続けるとどのような成績になるでしょうか。

実際には、2016年3月の時点では、

投資額:91万円
資産額:1,339,063円(147.1%)

になっています。

リーマンショック後からのドルコスト平均法で買った時の投資額と資産額
リーマンショック後の2008年9月から2016年3月までドルコスト平均法で買った投資額と資産額のグラフ

青い線が投資額でオレンジの線が資産額ですので、青い線よりオレンジの線が上にあれば、儲かっているということです。

アベノミクスの2012年以降は、ずっと儲かっている状態です。

リーマンショック後の日経平均の動きは、急激に日経平均が下がり、すぐに底を打ち、その後低迷して、2012年のアベノミクスで日経平均が上昇するという動きです。

このように下降しきってしまってからの投資は、実は、ドルコスト平均法の得意とするところです。
株価が下落する局面では、平均取得価格が均されて、どんどん低い価格になっていきます。
そうすることで株価が上昇した時に平均取得価格より上に言った瞬間にもうけが出るのです。

さらにリーマンショックでは、だらだら下落するのではなく、一気に下落して、すぐに底を打ったので、資産額がマイナスになる期間が少ないのが精神的にもいいことです。
下落幅も50%まで行ってませんので、回復するのも早かったのだと思われます。

株価が大きく下落するときは、インデックス投資をするチャンスだということがわかります。

リーマンショック後の投資結果

前回のバブル後の投資のシミュレーションでは、38,000円台から7,000円台まで80%下落したので、儲かるまで24年ほどかかっていますが、今回のリーマンショック後の投資は、わずか4年でプラスになり、現在では、147%の利益を得ています。
さすがに今後は、バブル崩壊のような日経平均株価が80%下落ということはないと思いますので、現在の下落局面で投資を始めるのはいいタイミングではないかと思います。

今回は、ドルコスト平均法を使った投資シミュレーションをしましたが、ドルコスト平均法を超える新投資方法を考え、シミュレーション結果を発表していきたいと思います。
そちらは期待していてください。

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