暴落前の最適なインデックス積立投資のタイミングは?

暴落時のインデックス投資の適切な積み立てタイミングは?

「さあ、投資を始めよう!」と思っても、これから投資を始める場合、「いつからなの?」、「今日でしょ!」というわけにはいきません。前回の「株価大暴落は、いつくるのか?第2弾 株価低迷の期間はどれくらいか?」では、過去のデータから暴落の際に、最悪期で、積立投資はどのくらいの期間で投資元本を取り戻せるのか?について検証してみました。

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インデックス投資をする場合に抑えておきたいポイント

私達は、株価の暴落がおそらく2016年下半期~2017年上半期にかけて生じるのではないかと推測し、現在のプロジェクトを立ち上げました。暴落の時期についての予測を含む、日経予測長期予測アルゴリズムは残念ながらまだ開発中で、株価暴落時までに間に合うかどうかもわかりませんw。ただ、現在検証中のデータから、ある程度、リスクを低減する積立投資の勘所を共有することは可能です。

さて、例えばですが2016年10月に株価暴落すると過程した場合、私達がおすすめするインデックス投資をするのためにいくつかおさえておいた方が良いポイントがあります:

    1.いつから積み立てるのが有利か?
    2.どのように積み立てるのが有利か?
    3.積立準備金はどのくらい必要か?
    4.最低どのくらいの期間我慢が必要か?

今回は、1のいつから積み立てるかという疑問を検証します。

インデックス投資は、いつから積み立て始めるのがいいのか?

インデックス投資を積み立て始めるタイミングはいつからがいいのでしょうか?

インデックス投資をドルコスト平均法で買う場合には、「とにかく早く始める」という人が多いのではないでしょうか。

インデックス投資は、時間を味方につけて、市場全体に投資して、市場が成長するのに合わせてリターンが多くなるという考えで行っている人が多いと思われますので、それに従うと早めにやって、長期投資をすればするほど良いということになります。

しかし、当然ですが、始める時期によって、リターンのパーセントが違うのが実情です。

○インデックス投資を始めた時期とリターンとそのときの日経平均
インデックス投資の始めた時期とリターンと日経平均

上記のグラフは、日経平均株価でインデックス投資をやった場合のリターンとそのときの日経平均株価のグラフです。

・棒グラフ・・・横軸の年月から積み立てを始めて2016年5月まで毎月5万円づつ月末に日経平均を買った場合のリターン率(棒が長ければ長いほどリターンの割合が高いです。)
・折れ線グラフ・・・そのときの日経平均株価の値

リターンが140%を超えているのが、1998年2月~2004年11月までに始めたときと2006年2月~2010年8月までに始めたときの2つの期間です。

これを見ると日経平均が下がり始めたときに投資をし始めて現在まで積み立てると140%以上のリターンになっていることがわかります。

2つの期間の中でも一番リターンが高い月が、ITバブル崩壊後の2001年9月~11月サブプライム問題後の2008年9月~10月です。

この時期は、ちょうど直近の高値の1年後くらいで高値から約50%程度まで下がったときです。
ポイントとしては、最安値の時期ではなく、その手前の時期だということです。

上記の2つの事例からでは、インデックス投資を積み立てるタイミングは、

・暴落後の1年前後で株価が50%程度まで下落した時期

となります。

インデックス投資の積み立てタイミングまとめ

バブル崩壊前の1988年からの積み立てタイミングをリターン率から考えてみました。
グラフからもわかるとおり、1988年以降、直近の2年以内までは、どこから積み立ててもプラスのリターンになっています。
バブル崩壊があるので、1990年前後からの積み立てでは、リターン率はあまりよくありませんが、長い間積み立てていますので、元本が大きくなり、リターン額は、それに応じて大きくなっています。

・バブル崩壊の1989年12月から2016年5月まで5万円づつ積み立て
 積立額 1590万円
 資産額 1958万円(123.1%)

となっています。300万円以上増えています。

今後、バブル崩壊のような非常識の株価暴騰があるとはあまり思えませんが、それがあったとしても、暴落後の適切なタイミングで投資を開始していれば、適切なリターンを得ることが可能ということです。

現在は、下落相場に入っていると思っていますので、英国のEU離脱や米国の利上げ、トランプ大統領の誕生などのイベントによって、株価が暴落する可能性がありますので、そうなったら、買い時だということです。

 

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