UKのEU離脱問題がまだ全く見通しさえついていないのに、日経は7月11日(月)からポケモンGoのおかげで、5連騰で1500円近く値を上げています。
ポケモンGoは、まだ米国、オーストラリア、ニュージーランドのみでしかダウンロードできず、日本ではまだプレイすることはおろか、ダウンロードさえできません。
米国などでのダウンロード開始後も、まだ2週間、750万しかダウンロードされていませんので、まだプチポケモンバブルは断続的に続きそうです。
ただ、EUの分裂危機、中国の南シナ海問題、ISのテロ問題、米国経済の減速傾向など基本的な経済状況は何も変わっていません。しかしながら、ダウは市場最高値を更新、一部の新興国株も年初来高値を更新しています。
私は、過去3か月インデックス投資の分析を実施し、中長期ではインデックス投資がよりリスクを抑えながら、リターンを最大にできることをデータで検証してきました。
ポケモンバブルは、まだ、当分続くかもしれません。しかし、割高なNYダウがこのまま1年も2年も放置されるわけがありません。
そこで、今回のバブルに便乗し、個別株の持ち株の損切りを2016年7月15日(金)に実施しました。三井物産などを購入したタイミングが最悪だったので、約100万円の含み損をかかえましたが、おかげでインデックス投資をするための原資を作ることができました。
毎月積み立てる投資原資とは別に、相場が大きく下がった時に追加投資するための原資として使いたいと思います。
これから、各国の政府は金融政策と財政政策をフル動員し、景気浮揚策を打ってくると思います。そのため、日経やダウも上下を繰り返すと思いますが、しばらく様子見をしようと思います。
現在、我々のプロジェクトチームでは、日経平均が12,000円、10,000円、8,000円が大きな節目になると結論づけ、この数値に近づいた場合、世界情勢を考慮しながらインデックスの積み立てを始めようと思っています。
この日経の節目、特に大底に関しては、皆さん考えが違うようでして、アンケートでは、大底でも12000以下にはならないと思っている方が多いようです。
我々は、日経平均の節目は一定ではなく、実のところ、日々変動する日経平均とマーケットを取り巻く環境により、毎日変動していると考えています。日経が急落するまでに、現在、急ピッチでインデックス投資の判断支援ツールβ版を開発しています。