UPDATE:2017/11/25 年末も近づいてきたので、もう一度年末の日経平均を考察します。
2017年もあと5ヶ月になりましたので、2017年の年末の日経平均を予想してみましょう。
2017年年末日経平均予想
2017年年末の予想する上で11月までの日経平均の動きを復習しておきましょう
2017年11月までの日経平均の動き
2017年の日経平均の動きは、9月まで小動きのレンジ相場で9月中旬から上昇相場と言えると思います。
〇2017年日経平均チャート
2017年の日経平均は、始値が1万9298.7円で最安値1万8224.68円、最高値2万3382.15円となっており、最安値と最高値の差が、約28.29%となり、8月時点で予想した時は、約11.5%しかなかったため、上に大きく伸びたこととなります。
過去10年の日経平均の最高値と最安値の差は、平均で42.99%となっており、大きく上下に開いていることがわかります。
〇過去10年の日経平均の最安と最高値
年 | 年間最高値 | 年間最安値 | 値幅率 |
---|---|---|---|
2016年 | 19592.9 | 14864.01 | 31.81% |
2015年 | 20952.71 | 16592.57 | 26.28% |
2014年 | 18030.83 | 13885.11 | 29.86% |
2013年 | 16320.22 | 10398.61 | 56.95% |
2012年 | 10433.63 | 8238.96 | 26.64% |
2011年 | 10891.6 | 8135.79 | 33.87% |
2010年 | 11408.17 | 8796.45 | 29.69% |
2009年 | 10767 | 7021.28 | 53.35% |
2008年 | 15156.66 | 6994.9 | 116.68% |
2007年 | 18300.39 | 14669.85 | 24.75% |
最低でも24.75%あり、2017年8月までの11.5%と比べると2倍以上の開きがあります。
そこから大きく上昇して、11月時点では、約28.29%ありますので、過去の平均と比べても同じくらいの値動きがあったと言えます。
過去10年の変動幅からの2017年年末予想
上記の過去10年の変動幅は、50%以上動いた2008年、2009年、2013年を除いたとすると平均で28.99%の変動幅となっております。
2017年は、現時点(11月24日)で約28.29%ありますので、ほぼ10年間の平均に近いことがわかります。
8月時点で3パターン予想しましたが、最初の「現在の最安値(8月時点)が、年間の最安値の場合」に当てはまりました。
〇現在の最安値が、年間の最安値の場合
現在の最安値18224.68円が年間の最安値だった場合は、平均と同じ28.99%変動すると最高値が23508.1円になります。
逆に現在の最高値が年間の最高値の場合は、最安値が14427.49円となります。
現在の最安値と最高値の中間の値から上下に28.99%変動する場合は、最安値が16476.8円、最高値が22065.42円となります。
上記のように8月時点で最安値だった18224.68円が年間の最安値となっており、平均と同じ変動した場合の高値が2万3508.1円と予想しています。
現時点での高値が、2万3382.15円となっておりますので、ほぼ達成しております。
過去の10年間の日経平均の変動幅から考えると2017年より変動幅が上なのは、2010年の29.69%、2014年の29.86%、2016年の31.81%、2011年の33.87%となり、これから2016年や2011年のように30%以上の変動幅になると3%~5%上昇することになり、2万4000円を超えてしまうので、そこまで上昇するとは思えません。
最高値が更新されたとしても2010年などの1%程度と思われ、2万3600円程度になると思われます。
個人的には、最高値は更新されないのではと思っています。
2017年の終値を最高値から予想すると過去10年で最高値と終値の関係は、平均で最高値の92%が終値になっています。
最高値が2万3382.15円で終値は、その92%となり、2万1511.57円となります。
2017年年末の日経平均の予想まとめ
今回は、経済状況やチャートなどを全部抜きにして、過去10年の日経平均の最高値、最安値などの平均から今年の日経平均の終値を算出してみました。
株価は、過去と同じように動くとは限りませんが、過去のデータが示唆することは、重要なことがあります。
最安値と最高値の差が、20%以下だった年は、直近だと2004年の18.4%、それ以前は、1985年の13.7%までさかのぼらなければありません。
2017年の11.5%の差というのは、かなり少なく、今後は上昇下落どちらかに10%近くは動く可能性が高いことを意味しています。
上下に5%づつ動いたとしても、16000円~22000円程度の動きになりますので、今の2万円膠着状態から見るとかなり大きな動きになりそうです。
8月の予想時に過去の例から見て、まだ上下に動くと予想していましたが、大当たりでした。
現時点では、ほぼ過去10年と同じくらい値幅がありますので、これ以上、上下に動くことは難しいと思っています。
今の最高値と最安値がそのまま今年の最高値と最安値になる可能性が大きいと思っております。
12月に米国のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げがありますが、織り込み済みだと思われ、さらに利上げは、通常円高になることが多く、日経平均が上昇しづらい状況になりそうです。
2017年の年末の日経平均の終値は、2万1500円~2万2000円程度になると予想します。
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