スコットランドの行政府スタージョン首相は、英国のEU離脱の際にスコットランドの独立を問う投票をすべきだと主要しました。
ハードブレグジットならスコットランド独立の住民投票か
スコットランドの行政府スタージョン首相は、英国のEU離脱の際にスコットランドの要求を受け入れられなければ、スコットランドの独立を問う住民投票を実施すべきだとの発言をしたようです。
ロイターによるとスタージョン首相は、メイ首相の会見で明らかになったとして
「英政府はスコットランドに選択肢を与えずに、われわれをEUや単一市場から離脱させることはできない」
参照:http://jp.reuters.com/article/britain-eu-scotland-idJPKBN151367
と発言しています。
スコットランドは、昨年の6月24日の英国EU離脱の国民選挙の際に多くの住民がEU残留を支持していたので、今回のメイ首相のEUからの完全離脱を受け、独立の機運が高まる可能性が高いと思われます。
スコットランドが独立で単独でのEU加盟の可能性もあると思われます。
2014年のスコットランド独立住民投票
スコットランドは、2014年に独立の住民投票を行っていて、結果は、反対が上回り独立派否決されました。
反対:55.30%
投票時点では世論調査では、かなり拮抗していて世論調査で反対派が上回る場面も見られました。
スコットランドの独立は、北海油田の利権や経済のロンドンへの一極集中などが原因で起こったと思われます。
ただしスコットランドが独立した場合にEUの高官がEUに加盟するのは難しいと発言するなど現実的には独立後に困難が待ち受けると思われます。
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スコットランド独立の為替への影響
スコットランド独立の際の為替への影響は、スコットランドがどの通貨を使うかにかかっています。
ポンドを使いたいと主張していますが、2014年当時のイギリス政権は拒否していました。
ポンドを使い続けるとすると別な国が通貨を共有するEUのような事例になると思われるので、その後の不透明感からポンドの下落を招く可能性が高いです。
EUに加盟できればユーロを使うことになると思われます。
スペインがEUに加盟したときに独自通貨を捨てユーロを使用した際に経済が不況に陥ったことなどから、スコットランドも同じようになる可能性が高く、ユーロも下落する可能性があります。
どちらにしてもスコットランド独立は経済的には安定しないと思われますので、使用する通貨が下落すると思われます。
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