トランプ次期大統領の記者会見の内容をまとめます。1月11日(日本時間1月12日午前1時から)行われた記者会見の内容です。
メモ的にまとめていますので、箇条書きにしています。
このページの目次
1月11日 トランプ次期大統領記者会見 箇条書き
マンハッタンのトランプタワーの1階のロビーに記者会見場を作って、そこで記者会見を行います。
現地時間11日午前11時(日本時間12日午前1時)から行う予定でしたが、13分遅れで始まりました。
司会の人がフェイクニュースに関して、かなりの時間をかけて言及していました。
○マイクペンス副大統領
新しい大統領と仕事ができる喜び、偉大なアメリカにしてくれる
素晴らしい指導力を持った政権スタッフを集めています
メディアが新政権を貶めている
○トランプ次期大統領
正確なニュースが伝わらなかった
報道陣に感謝をします
もしかしたら報道機関が流したのだとしたらナンセンスです
素晴らしい経済ニュースがあった
多くの自動車企業がアメリカが帰ってくる
フォードがアメリカでミシガンで工場を作る
GMが追随してくれることを期待しています
多くの企業がアメリカに帰ってくることを期待
軍の戦闘機がアメリカに帰ってくるでしょう
軍の幹部は素晴らしい働きをしています
ジャックマー氏とも会談しました
アメリカのために優れた働きをしてくれるでしょう
多くの雇用を作る大統領になります
就任式は素晴らしいイベントになるでしょう
20日は特別な素晴らしい1日になるでしょう
大きなムーブメントが起こっています
100人くらいインタビューしました
復位軍人を公平に扱っていく
ミーティングは非公開で開示できない
しかし見ていた人はたくさんいます
うそのニュースです
でたらめなニュースを流したのです
ロシアに関するサイバー攻撃を行ったのはほかの国も関係する
中国によるサイバー攻撃かもしれない
アメリカで才能ある人を集めてサイバー攻撃から守りを固める
プーチン大統領は、サイバー攻撃はあり得ないといった
ハッキングはあってはならない
プーチン大統領が私を助けることはない
アメリカはロシアと緊張した関係ある
私がアメリカを出る時は注意指定くださいと言っています
必ずカメラがあるからです
ロシアだけではありません
私はロシアとは取引を一切行っていません
今後もありません
ロシアに対しては負債もありません
利害の背反になるためロシアと取引しません
ドバイとの20億ドルの取引を断りました
私は大統領として利害の背反はありません
国の統治をおこなうと同時に企業を経営することもできます
しかし私はそれをしようと思いません
2人の息子が会社の経営を行います
私と会社経営の話をしません
経営権を2人の息子に譲ることになります
○トランプ氏の弁護士
トランプ氏は会社の経営と独立するように要請されました
利害の背反は大統領や副大統領には適用されません
議会が過去に明確にしています
しかし国民に安心してもらうようにトランプ次期大統領はビジネスと独立することを選びました
1月20日以降信託に任されることになります
目の前の書類がその一部です
その後、2人の息子に経営をゆずることになります
倫理アドバイザーがマネージメントチームにつきます
トランプ次期大統領は、トランプオーガナイゼーションの全役職を降りる
政府の倫理機関に基づいてポートフォリオを処理していく
様々な資産は信託に預けられる
今の取引からはトランプ氏は手を引くことになります
外国との新しい取引は厳しい基準が設けられる
国内の新しい取引はできる
トランプ氏は新しい取引とは切り離される
大統領職につながることがないようにする
完全に経営から引く
外国と取引しない
なぜ売却はしないのかは、売却するとロイヤリティーが発生して、利益背反になってしまう
権利を放棄して売却すると様々な負債が発生する
信託会社がトランプオーガナイゼーションを運営できるかもわからない
トランプ次期大統領は偉大なアメリカにすることに集中できる
○トランプ次期大統領
貿易は何千億ドルもの不均衡が起こっている
成功を収めた人を政権に招き入れたい
オバマケアは、最悪のものです
私たちの案は素晴らしいものです
オバマケアを撤回し別なものに置き換える
ほぼ同時に行うことになる
オバマケアは、民主党側の問題
政権スタート後すぐ別な案に変更する
医療費県制度は今までよりお金がかからないよい制度になる
個々の企業とあったがそれは別なことだ
メキシコから国境を越えて売ろうとするなら高い関税をかけなければダメだ
アメリカ国内の移動ならできる
これからは許されない
メキシコとのフェンスではなく国境の壁を作っていく
メキシコと1年ほど交渉していく
すぐにも壁を作りたいと思う
支払いという可能性はないかもしれない
壁費用はメキシコに必ず払わせる
メキシコ政府が悪いということはありません
最高裁の20名のリストがある
就任から2週間くらいで決めることになる
情報機関が誤った報道をするのは恥ずべきことだと思います
バズフィードはごみのような存在です
CNNも広めました
マイケルコーエン氏はアメリカから出ていない
ハッキングに関してアメリカは17位
サイバー攻撃に関する報告を受けて見直す
サイバー攻撃に対してどうやって守りを固めていくか
就任後90日以内にサイバー攻撃のリポート発表
ロシアも中国も含まれていた
様々なミーティングを行っているがすぐにわかってしまう
ロシアにはもうサイバー攻撃などすべきではないと言いたい
プーチン大統領はもっとアメリカに敬意を払うことになる
中国がサイバー攻撃を行っています
すべての国々はアメリカを尊敬するようになる
目の前にある書類は信託に任される一部です
2人の息子に任されることになる
トランプ次期大統領の記者会見を見た感想
今回のトランプ次期大統領の記者会見のポイントは4つあると思います。
・ロシアとの関係のニュースをフェイクニュースと強調
・大統領の利益背反は2人の息子に企業を譲ることで問題ない
・メキシコに壁を作る。そのお金をメキシコ人払わせる
・サイバー攻撃に関する対策を90日以内にレポートで報告
最初からロシアに関するトランプ氏の報道がフェイクニュースだということを時間を割いて伝えていました。
メディアとの対決姿勢が強まっていたようです。
ロシアとの関係が近すぎるのではないかという疑惑が流れていますが、それを払拭する狙いがあったようで、ロシアとは取引がないなど強調していました。
トランプ氏の大統領の利益背反に関して、弁護士を出してきて説明していました。
2人の息子が会社を経営して、トランプ氏は経営から退くということでした。
企業を売却するという話が出ていましたが、売却はしないで2人の息子に経営を任せる形になりました。
メキシコとの壁をすぐ作ると強調していました。
しかもその費用はメキシコに払わせると言っていました。
これはやらないかもと思っていましたが、本当に壁を作るようです。
ちょっとびっくりでした。
ロシアとの関係の記事に関して質問が多く、サイバー攻撃に関するレポートを90日以内に報告させるようです。
オバマケアに関しても言及していて、オバマケアは最悪だ、すぐに代わりのものに変更すると言っています。
全般的にトランプ氏は明確に答えを言っていなくて、テレビ討論会を思い出してしまいました。
メディアとの対決姿勢が強く印象に残った記者会見でした。
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トランプ次期大統領記者会見後のドル円為替とNYダウ
この記者会見をうけ、ドル円為替は115.7円から116.8円の間を行ったり来たりの乱高下をしていて、現在は115円台後半で推移しています。
○トランプ次期大統領記者会見後のドル円為替チャート
記者会見前にドル買いが優勢になり116.8円まで上昇していましたが、記者会見中は乱高下で1円ほどの幅で上下していました。
記者会見後は115円台後半で円高になっています。
NYダウは、19,894.50ドル(+38.97ドル)と一時80ドル超上昇していましたが、記者会見中に上げ幅を縮めていました。
ドル高けん制発言はありませんでしたが、貿易の不均衡の話が上がり、それを是正する必要があるとトランプ次期大統領が話したことで保護貿易の気配を感じたことと具体的な政策の話がほとんどなかったことで失望売りが出て、円高株安に動きました。
日経平均先物もマイナスに推移していますので、明日の日経平均は下落から始まりそうです。
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