6月8日に始まったイギリス選挙の開票が進み、そろそろ結果が出てくると思われます。
最新の開票結果と出口調査から、日経平均と為替への影響を見てみましょう。
イギリス選挙 保守党が過半数割れの可能性大
現在の開票結果
保守党:299議席→315議席
労働党:252議席→261議席
未集計:34議席→4議席
現在)
保守党:289議席→315議席
労働党:249議席→261議席
未集計:57議席→4議席
上記の2つのメディアでは、現在は、議席数の差が40程度となっております。
保守党が労働党を抑えて第1党になるは確実とみられますが、まだ埋まっていない議席を合わせても、保守党が過半数を取れる確率はなかり低くなってきています。
UPDTE:開票作業が進み、単独過半数を獲得する政党がなくなるものとなりました。保守党が議席を減らして、過半数を確保できない事態になり、メイ首相が辞任する可能性が高まりました。
その結果、単独過半数を維持できない保守党は、他の党と連合を組むか野党になるかどちらかの選択肢になると思われます。
保守党が、連立を組むのは、他の党とは理念や政策が違うので、難しいと思われます。
逆に労働党は、他の党と政策が近い部分がありますので、労働党が連合を組んで政権を樹立する確率が高まってきています。
現在の日経平均と為替への影響
現在の日経平均とドル円為替は、
ドル円為替:110.26円(13:20)
となっており、円安株高となっております。
保守党が過半数を取れない場合は、政治不安が増し、円高株安になると予想していましたが、日本の市場ではあまり材料視していなく、それより、アメリカのコミー前FBI長官の議会証言でトランプ大統領に不利な新しい証言が出てこなかったことから、安心感が広がり、円安株高に動いているものと思われます。
しかしポンドには影響が出ていて、ポンドドルが、1.29ドル台から1.27ドル台まで一気に下落しています。
〇ポンドドル為替チャート
投票締め切り後の朝6時に出口調査で保守党が過半数に届かない可能性が報道されると大幅にポンドがドルに対して下落しています。
4月18日にメイ首相が議会の解散総選挙を発表して以来の安値となっています。
今回は、イギリス選挙の結果として、ポンドドルが大きく動いていますが、日経平均やドル円為替には影響を与えていない状況です。
今後、政権が発足して、イギリスのEU離脱に障害が出てくるようだと日本の株価や為替にも影響が出てくることと思われます。
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