米雇用統計の日程と日本時間-過去の結果からドル円は円安か円高か予想する【2019年4月】

米雇用統計の日程と日本時間-過去の結果からドル円は円安か円高か予想する【2019年4月】

本日の夜に発表される米雇用統計はドル円の大きな影響を与えます。米雇用統計では、10数種類の統計が発表されますが、その中で注目されているものが3種類あり、非農業部門雇用者数、失業率、平均時給です。
この3種類が、事前のアナリスト予想より上か下かでドル円為替が上下します。
4月の米雇用統計でドル円為替がどう動くかを過去の結果から予想します。

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米雇用統計の日程と日本時間

ドル円や株価に影響を与える米国の経済指標「米雇用統計」が本日発表されます。
発表時間は日本時間で以下の時間となります。

日本時間:4月5日(金) 午後9時30分
現地時間:4月5日(金) 午前8時30分(ニューヨーク時間)

4月からは、米国がサマータイムに入るので3月より1時間早くなり午後9時30分からになります。
現地時間では、ニューヨーク時間の朝8時30分に米国の労働省から発表されます。
現地時間での発表時間は決まっていて変動がないため、日本時間では、サマータイムは午後9時30分、サマータイム以外では午後10時30分となります。

米雇用統計は、基本的に毎月第1金曜日に発表されます。
正確には、先月の12日を含む週の3週間後の金曜日なので、3月などは2月が28日までしない影響で第2金曜日に発表となることもあります。

参照:アメリカ合衆国労働省労働統計局 リリースカレンダー

○2019年米雇用統計の日程と日本時間

米雇用統計発表日日本時間現地時間
2019年1月4日22:308:30
2019年2月1日22:308:30
2019年3月8日22:308:30
2019年4月5日21:308:30
2019年5月3日21:308:30
2019年6月7日21:308:30
2019年7月5日21:308:30
2019年8月2日21:308:30
2019年9月6日21:308:30
2019年10月4日21:308:30
2019年11月1日21:308:30
2019年12月6日22:308:30

2019年4月発表の米雇用統計の予想は?

米雇用統計では、非農業部門雇用者数、失業率、平均時給が注目されます。

まず、この3種類の前月の結果とアナリスト予想を確認しましょう。

○4月発表の米雇用統計アナリスト予想

今月予想前月結果
非農業部門雇用者数変化(前月比)+18.0万人+2.0万人
失業率 3.80%3.8% 
平均時給(前月比)+0.3%+0.4% 

今月の非農業部門雇用者数変化は、3月の2万人増から18万人増と通常のペースに戻る予想となっております。
過去の事例を見ても2ヶ月連続でネガティブサプライズになった例は、ほとんどありませんので、予想に達するかはわかりませんが、10万人以上の増加となりそうです。

○前月(3月)発表の米雇用統計

3月予想3月結果
非農業部門雇用者数変化(前月比)+18.0万人+2.0万人
失業率 3.8%3.8% 
平均時給(前月比)+0.3%+0.4%

先月3月発表の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想の18万人増から2万人増と大幅に下振れしました。
予想を下ぶれたことで円高要因となり、発表後には111.1円から110.7円台まで円高が進んでします。

しかし、失業率が低位にとどまる強い内容だったことや、平均時給も上昇したことから下げ止まり、再び上昇し、発表雨を同じ水準に戻りました。

そして、重要なのが、このアナリスト予想を実際の米雇用統計が上回るか下回るかです。
上回るか下回るかを過去の米雇用統計の結果から予想しましょう。

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過去の米雇用統計からドル円為替を予想する

先月の米雇用統計の結果がネガティブサプライズで2万人増と一桁だったことから、過去の米雇用統計で一桁増だった月の次の月がどうなっているかを調べましょう。

○過去米雇用統計で非農業部門雇用者数が一桁増だった月

米雇用統計ADP雇用統計
2012年6月817.6
2012年7月16.316.3
2013年3月8.815.8
2013年4月16.511.9
2013年12月7.423.8
2014年1月11.317.5
2016年5月3.817.3
2016年6月28.717.2
2017年3月9.826.3
2017年4月21.117.7
2017年9月-3.313.5
2017年10月26.123.5
2019年2月218.3
2019年3月12.9

参照:アメリカ合衆国労働省労働統計局

2012年からの米雇用統計では、過去に6回の一桁増(1回はマイナス)があります。

では、その次の月がどの程度の増加になっているかというと2016年以前は、11万~16万人増となっていますが、2016年以降は、3回とも20万人増以上となっています。

さらに先行指標と言われているADP雇用統計は、2016年以降はネガティブサプライズの次の月が17万人増、23万人増と大きく増加していますが、今月は12万人増と2013年のときと同じレベルとなってしまっています。

上記の結果からは、近年のネガティブサプライズの次の月は、20万人増以上となる傾向が強いが、ADP雇用統計の減少から見ると20万人までは届かず、16万人増前後になりそうということです。

今回の4月の米雇用統計のアナリスト予想は、18万人増ですので、16万人増だと予想を下回ることになり、円高要因となると予想します。

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