NYダウ連動銘柄ETF、国内で何種買えるか?~NYダウ投資への道

国内で買えるNYダウの連動銘柄ETFは、何があるのか?購入できる銘柄を、すべてご紹介します。

まず簡単に、3分で分かるNYダウのすごさをどうぞ。

NYダウとは

NYダウ(ダウ平均)とは、S&P ダウ・ジョーンズが公表する「NYダウ平均株価(ダウ工業株30種平均)」の総称で、NYダウといえばこの株価指数を指します。

この“工業株30種”には、世界を代表する企業30社が名を連ねていて、マクドナルド、コカ・コーラ、ナイキ、ウォルト ディズニーなど、日本でも有名な企業が多々含まれています。

NYダウ構成銘柄には、超優良企業30社が選ばれているわけですが、NYダウがすごいのはこの30社も業績がわるければ割とすぐに入れ替えとなるところです。
これだけの大企業が含まれているにも関わらず、NYダウの30社は過去10年間で8社が入れ替えとなっています。30社中の8社なので、約10分の1が入れ替わっているというわけです。

アメリカ市場には、AmazonやGoogleなど業績好調な世界的企業がまだたくさんあるので、今後の成長も期待出来ます。

NYダウ採用30銘柄

NYダウの成長がどのぐらいすごいかというと、チャートを見れば一目で分かります。

NYダウチャート 過去20年

NYダウチャート 過去20年

1997年:約 $8,000 → 2017年:約 $22,000

この20年の間で、NYダウの株価は約3倍にも上昇しています。

リーマンショックが起きた2008年を挟んでいるにも関わらず、株価はほどなく回復し、高い水準を維持。今も最高値の更新を続けているのです。

過去の株価の回復を見れば、今後世界的な株価の暴落で一時的に株価が下がることがあったとしても、持ち続けていればいずれNYダウの株価は回復することが期待できます。
また50年の長期スパンで見ると株価が20倍にもなっていることから、NYダウは世界でもっとも安定している株価指数とも呼ばれています。

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東証NYダウ連動銘柄ETFは、4種類

「NYダウへの投資は、アメリカに証券口座をもたないと出来ないのか?」
そんなことはありません。

日本国内にいても、投資が可能です。

まず、国内で販売されているNYダウ連動銘柄は、
・NYダウ連動型 上場型投信(ETF)
・NYダウ連動型 投資信託

に分けられます。

NYダウ連動型の投資信託は別記事で詳しく説明していますので、、気になる方はコチラからどうぞ

今回は、ETFをメインに、NYダウ連動銘柄をご紹介します。

NYダウと同じ値動きを目指すETF(東証)は、全部で2種類。
さらに、NYダウ2倍の値動きを目指すレバレッジ型が1種、NYダウと反対の値動きを目指すインバース型が1種あり、計4種がNYダウと連動するETFとなります。

また、アメリカのETFで国内取り扱いのあるものもあります。
こちらの取り扱いは、1種類のみ。

さらに、海外の証券会社に口座を開けばアメリカで取り扱いのあるNYダウ連動型ETFも購入はできますが、日本の銘柄もアメリカの銘柄もNYダウと同じ値動きを目指していますし、手続きや送金の面倒くささを考えると、国内で購入可能なETFが良いかと思います。

国内販売:NYダウ連動ETF

NYダウインデックス型ETF

東証に上場している、NYダウと連動した値動きを目指すETFはコチラの2種。

1546 NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信
・東証
・売買単位: 1株
・出来高: ~2,600 *2017年現在
・決算期: 8月
1679 Simple-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信
・東証
・売買単位: 10株
・出来高: ~400 *2017年現在
・決算期: 12月

2017年/1546、1679銘柄比較チャート

●1679:Simple-X  ●1546:NEXT FUNDS
2017年/1546、1679銘柄比較チャート

2017年に入ってからの成績を比較すると、「1546:NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信」の方が、+3.5%程度成績が良いです。

出来高(流動性の高さ)を比較しても、やはり「1546:NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信」に軍配が上がります。

今のNYダウはコチラ

レバレッジ(ブル)型ETF

レバレッジ型は、該当株価の2倍の値動きを目指すETF。NYダウが$100上がれば、$200アップの値動きを目指します。
NYダウと連動している銘柄は、1種です。

2040 NEXT NOTES NYダウ・ダブル・ブル・ドルヘッジ ETN
・東証
・売買単位: 1株
・出来高: ~1,300 *2017年現在
・決算期: 4月
2017年/2040チャート

長期保有(バイ&ホールド)が基本のNYダウですが、レバレッジ銘柄は長期で持ち続け上昇下落を繰り返していると、2倍から遠ざかっていくのでご注意を。

インバース(ベア)型ETF

インバース型は、該当株価と反対の値動きを目指すETF。NYダウが$100下がると、インバースは$100アップを目指します。
NYダウと反対の値動きをする銘柄は、1種です。

2041 NEXT NOTES NYダウ・ベア・ドルヘッジ ETN
・東証
・売買単位: 1株
・出来高: ~18,000 *2017年現在
・決算期: 4月
2017年/2041チャート

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国内取り扱い・NYSE販売:NYダウ連動ETF

NYダウインデックス型ETF

NYSE(ニューヨーク証券取引所)に上場しているETFで、国内で購入できるのは1種類です。

海外のETFを国内の証券会社を通じて直接購入するので、やや難しそうに思えますが、そんなことはありません。
口座開設の際に、外国証券取引口座も一緒に開くことで、海外の株やETFも購入可能になります。
通常の購入ステップの前に、「ドルを購入する」というひと手間が加わるだけです。

DIA US SPDRダウ工業株平均ETF
・NYSE
・出来高: ~360,000 *2017年現在
・分配: 毎月
*ドルでの買い付けとなります。
2017年/DIA USチャート

手数料は年率0.17%と安く、毎月分配があることも特徴です。また、NYSEへ上場しているので、出来高も大変多く世界中から注文が入るので、流動性が高いといえます。
こちらのETFも、楽天証券、SBI証券などで購入できます。

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NYダウETF銘柄まとめ

  

銘柄上場先手数料配当売買高
1546 NEXT FUNDS ダウ東証*証券会社によって異なる年一普通
1679 Simple-X NYダウ東証*証券会社によって異なる年一少ない
DIA SPDRダウ工業株平均ETFNYSE0.17%毎月すごく多い

国内で購入できるNYダウ連動のETF銘柄は少ないので、選ぶ時も迷うことはなさそうです。

 

3 件のコメント

  • 積み立てで、NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信を買える証券会社を探しています

    • コメントありがとうございます。

      ETFの自動積立は、SBI証券でできるようです。
      ただし、ETFは売買手数料がかかるので、少額の積立ですと売買手数料の割合が大きく、投資信託を買ったほうがいい場合もありますので、ご検討ください。
      ロボアドバイザーなどでもETFの積立ができるようです。
      「ETF 積立 証券会社」などで検索すると解説記事が出てきますので、見てみてください。
      よろしくおねがいします。

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