2019年12月のFOMC日程と日本時間とパウエルFRB議長会見のライブ中継(リアルタイム)利下げなしか?

2019年12月のFOMC日程と日本時間とパウエルFRB議長会見のライブ中継

12月のFOMCでは利下げがなしが確実とされていて、1.50 – 1.75%の据え置きと予想されています。
12月のFOMCの詳しい日程と日本時間とパウエルFRB議長の会見のライブ中継と利下げの確率とその後のドル円為替が円高・円安になるかを考察してみましょう。

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2019年12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)の日程と日本時間

まず12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)とパウエルFRB議長の記者会見の日程と日本時間を確認しましょう。

・政策金利発表・FOMC声明発表
現地時間:12月11日(水)午後2時
日本時間:12月12日(木)午前4時

・パウエルFRB議長定例記者会見
現地時間:12月11日(水)午後2時30分
日本時間:12月12日(木)午前4時30分

FOMC(米連邦公開市場委員会)は、現地時間の12月210日(火)と12月11日(水)の2日間開催されて、終了後にFOMC声明や政策金利が発表されます。
政策金利発表は、日本時間では12月12日の午前4時発表となっています。
その30分後の午前4時30分にパウエルFRB議長の定例記者会見があります。

今回のパウエルFRB議長の記者会見ですが、9月、10月と連続で利下げしましたが、アメリカの経済指標が思ったほど悪くなく、直前の米雇用統計も予想上振れしたために、12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)に利下げないと思われていて、来年の利下げ、利上げに言及するかが注目です。

今回のFOMCでは、金利据え置きは確実視されており、据え置きの市場予想は、98.5%(12月9日時点)となっていて、100%に近くなっています。
前回の10月の利下げの際には、12月利下げは言及されてはいないし、その後のパウエルFRB議長の講演でも、現在の金利は適当だと、発言していることから、しばらくは、利下げはないと思われています。
米経済指標もISM製造業景況感指数は、節目の50を切ってしまい悪化しましたが、ISM非製造業景況感指数や米雇用統計などは、強い内容となり、予想を上回ったことで、緊急的に利下げする必要もなくなりました。
今回、据え置きは織り込み済みとなっていますので、確率は低いですが、利下げや利上げが行われれば、サプライズとなり、大きく為替が動くものと思われます。。

今回のFOMC(米連邦公開市場委員会)の注目ポイントは、来年の利上げ、利上げスケジュールへの言及です。

パウエルFRB議長の講演では、現在の金利水準が適当であると発言していますが、経済指標が悪化してきたら利下げをすると思われます。
来年のいつ頃に利下げをするのか、もしくはしないのかを言及すると将来を見据えて、為替や株が動くと思われます。

来年の利上げ、利上げスケジュールへの言及があるかどうかを注目しましょう。

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パウエルFRB議長会見のライブ中継

パウエルFRB議長のライブ中継が見れそうなところです。
今回は、年内利下げについて、パウエルFRB議長の発言に注目が集まると思われますので、重要な会見になりそうです。

日経CNBC(日経チャンネルマーケッツ)

12月12日(木) 4:29~5:25 放送時間 56分(日本時間)

・再放送
12月14日(土) 15:00~15:56 放送時間 56分
12月15日(日) 24:00~24:56 放送時間 56分

「パウエル米FRB議長会見中継~利下げ期待低下もくすぶる通商摩擦 パウエル議長の認識は~」
https://www.nikkei-cnbc.co.jp/program/191212_frb

通訳付きでライブ中継です。

日経新聞の記者やゲストのアナリストなどの解説も聞けます。
しかし、会見の模様の途中にいきなり解説になってしまうことがあります。

スカパーでもCh.570 日経CNBCやケーブルテレビの日経CNBC(ch.790)、J-COMの日経CNBC (Ch.303)でも同じ内容で視聴できるようです。

Bloomberg

Bloombergライブでは、今回もFOMCのパウエルFRB議長の会見を放送すると思われます。
画面にBreaking Newsで1行でまとまって英文で文章が出てくるのがわかりやすいです。
無料です。英語です。

https://www.bloomberg.com/live/asia

・番組表
https://www.bloomberg.com/live/schedule-shows/asia

12日木曜の
04:00 The Fed Decides
とありますので、FOMCの中継かもしくは解説番組があると思われます。

その他

上記以外で放送する可能性があるところを上げます。
放送するかはさだかではありません。
最近は、早起きできずに確認してません^^;

〇ロイターLIVE
http://jp.reuters.com/news/video/live

重要な記者会見は放送していますので、放送する確率は高いのではないでしょうか。
英語です。

〇USTREAM Federal Reserve
http://www.ustream.tv/federalreserve

USTREAMのFRBチャンネルのようです。放送するのではないでしょうか。
英語での放送と思われます。

〇YOUTUBE FedReserveBoard
https://www.youtube.com/user/FedReserveBoard

YouTubeのFRBの公式チャンネルだと思われます。

昔のバーナンキ氏の会見などもあるようです。

英語での放送です。

○AbemaNews深夜
https://abema.tv/now-on-air/abema-news

海外の重要なニュースを日本語訳付きで放送しています。
放送するかは、わかりません。

○ドル円研究所(為替FX・ドル円予想見通し)
http://usdkenkyusyo.livedoor.biz/

ライブ中継という記事があり、中継は終了しましたと書いてありますので、中継してるっぽいのですが、動画の痕跡がないので、実際にライブ中継しているのかはわかりません。
どこかの映像を流用して放送していると思われます。

今回のパウエルFRB議長の会見は、来年の利下げ・利上げ末ジュールについての言及があるかどうか、そのスケジュールがどうなるかが、ドル円や株価に大きく影響しそうなので、要注目の会見になりそうです。
今年最後の会見ですので、何もなければ、年末株高で株価上昇となりそうです。

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12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)と今後の利下げ確率

結論:今回のFOMCでは金利据え置きされる

年内の利下げの予想をみてみましょう。

次回FOMC日程と利上げ確率
※ページの中ほどにあります。

○12月の利下げ予想確率
・利下げなし  98.5%
・0.25%利上げ  1.5%

となっており、ほぼ据え置きで、なぜか利上げ予想が1.5%あります。

FOMCの利下げ確率

9月、10月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、連続で利下げされたことで、今年の利下げは、もうないと思われます。

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2019年 日経平均年末大予想!いくらになるか?

FOMCのことも解説しています。
時間がある方はどうぞ。
動画:約14分

以下のコンテンツは、過去のコンテンツです。
初めての人のために載せておきます。

直近の利下げ局面

一番近い時期の利下げは、2008年12月で、リーマンショックが起こった年です。
直近の米国の利下げ期間は、2007年9月に始まり、2008年12月に終わっています。

2007年9月の最初の利下げでは、5.25%から4.75%と0.5%の利下げ幅となっております。

以下は、直近の利下げ時の利下げ幅の解説です。

○直近の利下げの日程と利下げ幅(2007年~2008年)

利下げ利下げ幅
2007年9月5.25%→4.75%0.5%
2007年10月4.75%→4.5%0.25%
2007年12月4.5%→4.25%0.25%
2008年1月4.25%→3.0%1.25%
2008年3月3.0%→2.25%0.75%
2008年5月2.25%→2.0%0.25%
2008年10月2.0%→1.0%1.0%
2008年12月1.0%→0.25%0.75%

上記では、最初の0.5%の利下げを行ってから、0.25%で数回、その後、一気に1.25%の利下げを行っております。
金利も高かったこともあり、利下げ回数や利下げ幅の余裕もあったことから、このような形になったことと思われます。

2019年7月のFOMCでの利下げは、0.25%でした。予防的利下げで0.5%利下げする必要がないと判断されたためだと思われます。

2007年9月から2008年1月にかけては、116円から105円まで円高が進んでいます。さらに2008年3月には一時95円まで円高になっています。
経済状況が違うの前回と同じようになるとは限りませんが、米国で利下げがあれば、日米金利差が縮小して、円高傾向になることは間違いないと思われます。

前回の7月の利下げでは、0.5%を期待する市場に対して0.25%の利下げ幅だったために織り込み済みのドル円相場が失望で円安に推移しました。
今回も0.25%利下げは織り込み済みで年内利下げに言及がなければ、短期的には失望で円安になると思われます。

現状でドル円為替は、107円台ですので、9月のFOMCあとは、108円台まで円安になると予想します。

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2019年10月のFOMC後のドル円為替は円安・円高どっち?

私の予想は、「円安」になるです。

今回は、利下げが確実視されていますが、ネガティブサプライズで利下げされなかったら、株価が下がり円高になりそうです。
従来ですと利下げされると円高になるはずですが、緩和期待で株価が上昇し、小幅な円安になると思われます。

ドル円為替のレンジは、109円台後半までの円安になるのではと予想しますが、いつものようにトランプ発言に要注意です。

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参考:2017年、2018年FOMC利上げ後のドル円の動き詳細 過去記事より

2017年3月 FOMC利上げ 円高

・利上げ前後のドル円チャート
2017年3月15日FOMC前後のドル円チャート

2017年3月のFOMCは現地時間の15日、日本時間の16日の深夜に利上げが発表されました。
チャートを見てみるとFOMC直前までは利上げ期待で円安になっていますが、FOMCが始まると円高になっています。

株や為替では、イベント内容を先取りして期待で上昇して、実際にそれが起こったら、利益確定で下落するというパターンが多いです。

2017年3月のFOMCの利上げもこのパターンと言えるでしょう。

2017年6月 FOMC利上げ 円安

・利上げ前後のドル円チャート
2017年6月14日FOMC前後のドル円チャート

2017年6月のFOMCは現地時間の14日、日本時間の15日深夜に利上げが発表されました。
チャートを見てみるとFOMCまでは、トランプ大統領のロシア疑惑が5月下旬にあり、114円台から109円台まで大きく円高になっていました。

6月の利上げは、声明とイエレンFRB議長の会見内容で、バランスシートの縮小発表や2017年中の利上げがあと1回行われることが維持されたことなどから、タカ派だと捉えられて、ドルが買われて、円安になっています。
その後、米経済指標が上振れして、114円台に戻る円安になっています。

2017年6月のFOMCの利上げは、利上げ回数維持などで金融引き締めを続けるタカ派的な発言で円安になったと言えます。

2017年12月 FOMC利上げ 円高

・利上げ前後のドル円チャート
2017年12月13日FOMC前後のドル円チャート

2017年12月のFOMCは現地時間13日、日本時間で14日の深夜に利上げが発表されました。
チャートを見てみると13日から円高になっています。
事前に2018年の利上げ回数が3回から4回になるのではという期待があり、それが反映されて円安になっていたのですが、FOMCの声明では2018年の利上げ回数を3回とすると発表され、ドルが売られて円高になりました。
発表直後にその日の安値を記録しています。
その後、トランプ大統領の税制改革法案が成立する見込となり、円安になっています。

2017年12月の利上げは、事前の期待を下回る発表だったことで円高になったと言えます。

2018年3月 FOMC利上げ 円高

・利上げ前後のドル円チャート
2017年3月21日FOMC前後のドル円チャート

2018年のFOMCは現地時間21日、日本時間22日の深夜に利上げが発表されました。
発表されたあとは、円高になっており、22日23日と円高が進んでいます。
パウエルFRB議長の会見がタカ派的だったのですが、期待より抑えめだったことでドル売りが出ました。
その後は、米GDPの上昇修正や月末需要などでドルが買われて円安になっていきました。

2018年3月の利上げも事前の期待を下回る発表だったことで円高になりました。

過去のFOMC利上げ後のドル円為替のまとめ

過去のFOMCの利上げ後のドル円為替の動きを見てみると

1.事前の期待に届かず円高
2.事前の期待を上回り円安



と2つのパターンとなっております。

利上げ自体は、ほぼ織り込み済みとなっていることから、今後の利上げ回数やパウエルFRB議長のインフレや景気に対する発言が事前の期待を下回るか上回るかで円安・円高が決まっているようです。

ただし、FOMCでの利上げの発表は数日しか影響せず、その後は、米経済指標や政治情勢など通常の要因で上昇下落の推移が決まっていくという形です。

FOMCの利上げでは、事前に市場でどのようなコンセンサスがあったかを確認して、声明文やパウエルFRB議長の会見を聞いて、市場のコンセンサスと比較して、ドル円為替の推移が、円高か円安かが決まっていくので、FOMCの発表だけで決まるのではないということを覚えておきたいです。

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