ドル104円突破 米株安で :ドル円FX予想

28日のドル円は、104.30付近で堅調。
今後は、ワクチン期待と米株安でドルが買われやすく、ドル円は強気地合いか。

なお前取引日27日は、新型コロナワクチン接種拡大への期待感が下値を支え、ドル円はドル買い基調 (↑) 。
前回配信のドル円有料レポートでは、ワクチン期待を支えとした円安予想 (↑) を掲載、こちらが的中しています。

→ 有料レポート:今日の重要材料と、高値メドは?

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ドル104円突破 米株安で

27日のFOMC(米中銀会合)では、パウエルFRB議長による早期テーパリング(緩和縮小)を否定する見通しが確認され、従来路線の継承という解釈でレートへの影響は限定的でした。

しかしその後、一部の米個別株の乱高下を引き金に米株市場が急落しリスク回避の流れが発生、新型コロナワクチン接種拡大や米景気見通し改善で強含んでいたドルにリスク回避のドル買いも流れ込み、ドル円は104円台を突破。28日の日中に104.30台まで上値を広げ、なお強含みの状況が続いています。

米株の動揺は28日のアジア株にも波及しており、この株安がより大きな調整につながる可能性も言及されるなか、リスク回避でドルに資金が流れ込む地合いは当面歯止めがかからず、目先のドル円はどこまで上値を伸ばせるかが焦点となっています。

→ FOMC後に動意発生!プロ注目の高値メドは?

ユーロ軟調もドル高支援

27日のユーロは軟調地合いでスタート、そのまま売り優勢で頭重い推移が継続。背景としては、独・消費者信頼感指数の悪化やオランダ中銀総裁のユーロ高けん制(=ユーロ安誘導)発言が材料視されました。

こちらのユーロ売り/ドル買いの動きも、波及してドル円の上昇(ドル買い/円売り)へとつながっています。

オランダ中銀総裁は加えて、インフレ目標達成のため中銀預金金利を引き下げる可能性があるとの見解も示しており、ユーロの弱含み観測は継続、これにより引き続きドルの底堅さも続きそうです。

→ ユーロ安がドル高支援!プロ注目の節目レートは?

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ドル円予想トピックス サマリー

【ドル高/円安材料】
・世界株安でドルへ資金流入 (↑)
・オランダ中銀総裁野ユーロ高けん制 (↑)
・IMFの世界景気見通し引き上げ (↑)
・バイデン大規模経済政策へ期待 (↑)
・円買い蓄積、2016年来高水準に (↑)

【ドル安/円高材料】
・バイデン経済対策の早期実現へ疑問符 (↓)
・トランプ弾劾裁判での議会停止観測 (↓)
・米の低金利政策長期化観測の確認 (↓)

↓↓↓
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