日経平均株価を左右する要人発言-今夜、イエレン議長の発言あり

日経平均を左右する要人発言

日経平均株価は、ドル円の動きの影響を強く受ける場合があります。
現在も日経平均とドル円の相関が高い時期です。

その中で各国の中央銀行のトップの発言が為替を動かし、それが日経平均を上下させる場合がありますので、紹介します。

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米国 イエレンFRB議長の発言

イエレンFRB議長の発言によりドル円の為替が上下することがあります。
特にFOMCの後の発表と議会での証言は、注目されます。

本日、日本時間の夜11時からイエレンFRB議長が、米国の上院で証言しました。

イエレン議長の主な発言内容は、

    ・FOMCは利上げを慎重に進める
    ・労働市場は改善すると楽観
    ・英国のEU離脱は著しい経済的な影響を与え得る可能性

となっており、今回の発言は、サプライズがなく、織り込み済みでしたので、ドル円の為替は、ほとんど動きませんでした。

イエレン議長の発言で米国の今後の金融政策が予測できる場合があり、その場合に予期せぬ強気な発言で利上げに関することが言及されたりすると円安ドル高に動くことがあり、反対に弱気の発言になれば、円高ドル安になるといった為替の動きになります。

日経平均は、この為替の動きにつられて、円高→下落 円安→上昇 となることが多いです。

ヨーロッパ ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言でも為替が動く場合があります。
日本への影響は、ユーロと円の為替ですが、ユーロが売られ、円が買われる場合にほかの通貨でも円高が進む場合があります。
その場合にドル円の為替も円高になり、日経平均に影響を与える場合があります。

今日の夜の10時台にドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の「必要なら責務の範囲内で利用可能なあらゆる手段を講じる用意がある」という発言でユーロが下落しました。
今回は、ユーロ売りが主で円買いには至っていませんでしたので、円の為替にはあまり影響がありませんでした。
ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は、口先介入と呼ばれる発言だけで実際には実行するかどうかわからないことを為替を左右するために発言する場合がけっこうあります。

日本 黒田日銀総裁の発言

日本の黒田日銀総裁の発言も為替を左右し、日経平均を上下させます。

日銀金融政策会合後の発表や記者会見や講演などで金融政策に関して発言することで日銀の金融緩和を匂わせたりして、市場の期待をあおり、為替を動かすことがあります。
おととしから去年にかけては、よく黒田日銀総裁の発言でドル円が動く場面がありました。
黒田日銀総裁も口先介入が多いです。

要人発言まとめ

各中央銀行の総裁のことを紹介しました。
他にも各国の財務大臣の発言や金融政策委員などの発言で為替が左右され、日経平均へ影響を与えることがあります。
為替が急伸・急落する場合は、要人発言の場合がありますので、証券会社やFXなどのニュースをチェックするようにしましょう。

 

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