【11月20日 ドル円予想と根拠】今夜FOMC議事録公開、米中報道は錯綜も市場心理は底堅い

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【11月20日 ドル円予想と根拠】今夜FOMC議事録公開、米中報道は錯綜も市場心理は底堅い

今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日20日(水)のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

昨日19日(火)のドル円相場は、米金利上昇と英EU離脱の見通し改善で高値108.83円をつけたのち、米中交渉の先行き不透明感が意識され安値108.46円まで下落しました。


(USD/JPY ~11月20日、15分足)

トランプの対中強硬発言で一時警戒感高まる

昨日19日、東京時間に108.67円でオープンしたドル円は、日中からロンドン時間にかけてそのまま小動きの推移が続きましたが、続くNY時間となると、まず米・10月住宅着工件数がさえない結果 (↓) となったことで弱含みの展開へと移行しました。

さらにNY時間中盤には、トランプ米大統領が「中国と合意できなければさらに対中関税引き上げる」と発言し、米中通商交渉の先行き懸念増大 (↓) から安値108.46円まで下落しました。

なお、昨日市場に出ていたFXアナリスト予想を見渡したところ、米中間で一時的に緊張が高まっていることを背景としたヘッドラインによる米中合意見通し悪化懸念 (↓) 米・10月住宅着工件数への期待感後退 (↓) による円高予想がとくに注目されていた、との内容が、昨日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版に掲載されており、こちらが的中する結果となっています。

今日のドル円予想と主要材料

今日20日(火)の市場に出ているFXアナリスト予想を見渡すと、米中報道が二転三転する中での米株価動向についての予想が注目されているほか、今晩のFOMC議事要旨の内容に関する見通しも材料視されています。

米中報道二転三転でも強さ示す米株が支えか

米中通商交渉に関連して、報道内容が二転三転し、ドル円レートもそちらに振らされている一方で、このところの米株価は連日史上最高値を更新 (↑) するなど、力強さを示しています。

昨日19日の米株は反落していますが、こちらも、市場の高値警戒感による買い手控えムード (↓) が主な要因と見られており、複数のアナリストからは、米株市場の強気モードはいぜん崩れていない (↑) との見方が示されています。

そのため、今夜の米株も昨夜の調整の流れが続き円高圧力となる、との予想がある一方で、今夜には再び株価が底固さを示し、それを支えにドル円が円安へと戻す、とのアナリスト予想も出ています。米株価動向の見通しを材料視した今夜の円高予想 (↓) と円安予想 (↑) で、どちらのアナリスト予想が多いかを集計した結果は、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてお読みいただけます。

FOMC議事要旨での米利下げ見通しに高い関心

また、本日NY時間に発表となる米・FOMC議事録要旨の内容見通しも、ドル円相場の材料として、アナリストらから注目されています。

このFOMC議事録要旨は、利下げ決定となった先月10月末のFOMC(米中銀の政策会合)において、参加メンバーがどのゆな議論を行ったかの詳細な記録です。この内容が、今後の米金利見通しの手がかりになるとして、ドル円市場では注目度が高まっています。

ただ、こちらの内容について市場では、米利下げ打ち止め観測を強める (↑) ものになるとの見方と、年内の米利下げ可能性が意識される (↓) ものになるとの見方で、予想が割れている状況です。

今夜のFOMC議事要旨の内容しだいでは、発表時刻と同時に、それまでのドル円のトレンドにに関わらず、一時的に円安円高どちらかへ動く可能性があります。とくに予想勝率の高いアナリストが支持しているのが、利下げ打ち止め観測での円安予想であるか、それとも利下げ警戒感上昇での円高予想であるかは、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認いただけます。

今後の経済イベント見通し

このほかにも、今後数日は、重要な経済指標発表や経済イベントが多く控えています。これらも、結果が景気見通し改善につながれば円安、悪化なら円高の可能性があり、ドル円材料として市場から関心が注がれています。

20日(水) 米・MBA住宅ローン指数、FOMC議事要旨公開
21日(木) 欧・ECB理事会、米・中古住宅販売
22日(金) 米・製造業購買担当者景気指数(PMI)、ミシガン大指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

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