【11月21日 ドル円予想と根拠】米中合意に延期懸念も、アナリストらは期待感継続

※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。

【11月21日 ドル円予想と根拠】米中合意に延期懸念も、アナリストらは期待感継続

今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日21日(木)のドル円相場予想を行います。

スポンサードリンク

今日までの市況 ダイジェスト

昨日20日(水)のドル円相場は、このところの円高進行を受けNY市場前に高値108.74円まで戻したものの、NY市場にかけて米中第一段階合意への懸念が高まり安値108.35円まで下落しました。


(USD/JPY ~11月21日、15分足)

米中見通し悪化も、米金利維持観測でやや戻す

昨日20日、東京時間に108.48円でオープンしたドル円は、このところの米中期待一服の流れを受け方向感なく推移したものの、夕刻のロンドン時間にかけてひとまず買い戻し (↑) の動きが強まり、高値108.74円まで上昇しました。

続く深夜NY時間は、米中が年内に第一段階合意まで至らない可能性の報道があり、米中交渉見通し悪化で安値108.35円まで下落しました。

その後に発表となったFOMC議事録では利下げ休止方針が再確認 (↑) され、レートは108.65円付近まで戻し、同水準でクローズしました。

なお、昨日市場に出ていたFXアナリスト予想を見渡したところ、米中両国の強硬姿勢の強まりを背景としたヘッドラインによる米中交渉見通し悪化への警戒感 (↓) による円高予想と、FOMC議事録での米利下げ休止見通しの再確認 (↑) による円安予想がとくに注目されていた、との内容が、昨日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版に掲載されており、こちらが的中する結果となっています。

今日のドル円予想と主要材料

今日21日(木)の市場に出ているFXアナリスト予想を見渡すと、米中交渉に関する今夜の動向についての予想が注目を集めているほか、今晩の米・10月中古住宅販売件数の結果見通しも材料視されています。

米中駆け引きの進展に高い関心

米中通商交渉につき、先週までは第一段階合意へ期待が高まっていた (↑) ものの、今週には悲観的ヘッドライン (↓) が意識されており、好材料と悪材料が交互に浮上することでドル円レートも上下に振らされています。

しかし、これまでの経緯を振り返ると、米中は互いの主張を通すため駆け引きを続けており、強硬姿勢の次には融和姿勢を強め、またその次には強硬姿勢へ戻る、といった流れが繰り返されています。

事実、昨夜にも、これ以上の見通し悪化を防ぐかのように、米政権から「米中交渉進展」との発言も出ているもようです。

そのため、今夜の相場に関しては、昨夜の報道による悲観的見通し継続 (↓) することでの円高予想が出ている一方、売り一巡後には第一段階合意への期待感が再浮上 (↑) して反発する、とのアナリスト予想も見られています。米中交渉を材料視した今夜の反発予想 (↑) と下落予想 (↓) で、どちらのアナリスト予想が多いかを集計した結果は、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版でお読みいただけます。

今夜、米10月中古住宅件数が発表に

また、今夜24時に発表となる米・10月中古住宅販売件数の結果見通しも、ドル円相場の材料として、アナリストらから注目されています。

これは、米での中古住宅の販売数を月次集計した指標です。
米では新築よりも中古住宅の方がはるかに市場規模が大きいため、より市場が注目する景気指標となっているため、発表値が上振れれば円安、下振れなら円高の圧力が強まることになります。

こちらの関し、今日のアナリストらの予想を見渡すと、このところの米景気の強さを背景とした底固さ期待 (↑) が出ている一方、下振れ懸念 (↓) が強いとする見方も一部で浮上しています。

こちらの発表時刻に、結果がどちらかへ振れれば、それまでのレートの動きに関わらず、一時的に円安円高どちらかへ動く可能性があります。とくに予想勝率の高いアナリストの予想が、上振れ・下振れどちらとなっていたかは、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認いただけます。

今後の経済イベント見通し

このほかにも、今後数日は、重要な経済指標発表や経済イベントが多く控えています。これらも、結果が景気見通し改善につながれば円安、悪化なら円高の可能性があり、ドル円材料として市場から関心が注がれています。

21日(木) 欧・ECB理事会、米・中古住宅販売
22日(金) 米・製造業購買担当者景気指数(PMI)、ミシガン大指数

26日(火) 米・パウエルFRB議長発言、新築住宅販売件数
27日(水) 米・GDP、米・PCEコアデフレーター
28日(木) 欧・消費者信頼感、独・消費者物価指数(CPI)
29日(金) 欧・消費者物価指数(HICP)、10月失業率

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

↓↓↓

 

おすすめ記事

米国10年国債利回り・ドル円相関チャート

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください