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SMT(スマート)インデックスシリーズとは?
SMTインデックスシリーズは三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用するインデックスファンドのシリーズになります。
SMTインデックスシリーズと世界経済インデックスファンドシリーズに大別されます。SMTインデックスシリーズのラインナップとしてはSMT日経225インデックスオープン、SMTダウ・ジョーンズ インデックス・オープン、SMT新興国株式インデックス・オープンなど株式、債券、それらを合わせたバランス型、不動産のREITになります。その中でも組み込みの資産の構成等の違いにより20近くのファンドがあります。
魅力としては投資先の国や地域、資産を変えて豊富にファンドを運用しています。多くのファンドがあるので自分流に資産の構成を組む事が出来ます。信託報酬を始めコストを安く抑える事で長期の投資にも向いています。多くの投資家の指示を得てシリーズの純資産総額は1000億円を超えているのも安心の指標、と言った所です。
少しデメリットになるのは販売会社が限られている所です。日本株配当貴族のファンドを購入出来るのがSBIのみになりますので、全ての商品の購入が出来るのはSBI証券になります。株式のインデックスシリーズはその商品により購入出来る証券会社は様々になっています。債券、REITの商品だと比較的全てを網羅している証券会社は多いです。SBI証券を始め、カブドットコム証券、ソニー銀行、高木証券、フィデリティ証券、マネックス証券、楽天証券で購入する事が出来ます。
SMT(スマート)インデックスシリーズの評判
低コストで多くの種類の投資先を運用しているのは魅力の一つです。大手の投資信託運用会社である三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用しているのも安心の一つです。長期投資を行うにはふさわしい投資先だと言えます。シリーズのそれぞれのマザーファンドが日経平均株価、TOPIX、JPX400インデックスやダウ平均、米国REIT、新興国REIT等豊富な種類を用いているので世界分散投資を行うには十分なラインナップだと言えます。
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SMT(スマート)インデックスシリーズの投資信託
SMTインデックスバランスオープン
バランス型になりますので、国内、世界の株式・債券・不動産投資信託証券(REIT)に分散して運用をおこなっております。投資先を分散させる事でリスクの低減を行いながら世界全体の発展の利益を得る構成になっています。原則資産の比率としては国内外の株式を40%、債券を40%、REITを20%で構成しており一定のかい離幅が出た時には資産の配分率を調整して運用しています。
信託報酬額は税込0.54%、税抜き0.5%になっております。
SMT 日経225インデックス・オープン
日本の株式に投資しており日経225に連動するファンドです。マザーファンドは日経225インデックスです。構成比率の上位はファーストリテイリング、KDDI,ソフトバンク、ファナック等です。日本の債券型の投資信託に比べると少しリスクは高いですが、日本株の指数の事もあり情報を一番容易に取る事が可能です。2010年から運用が開始になり今の所は設立来利益を産んでいます。日本株全体を保有する事で、現役世代は給料で受けられる恩恵を退職世代は投資信託の利益で享受する事が可能です。
信託報酬額は税抜き.037%、税込0.3996%です。
SMT ダウ ジョーンズ インデックス オープン
米国の株価指数で代表的な指数をダウです。これは米国の優良な30銘柄を選び出し指数化した物です。ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価やダウ平均、NYダウと呼ばれています。銘柄は定期的に組み直されています。このダウ工業30種平均株価の30銘柄を主要投資対象にし、連動するファンドになります。業種別に見ると上位から資本財、ソフトウェアサービス、各種金融、等です。上位10業種が全体の75%を占めています。2016年時にこのダウに組み込まれている企業は3M,ゴールドマン・サックス・グループ、VISA,マクドナルド等有名企業です。決算日は年に1回です。設定来一度も分配金は出ていません。信託報酬額は税抜き0.5%、税込0.54%です。
SMT JPX日経インデックス400・オープン
日本の金融商品取引所等に上場している株を主要な投資対象にしています。JPX日経インデックス400がマザーファンドになります。JPX日経インデックス400は東京証券取引所の1部、2部、マザーズ、ジャスダックの上場銘柄を選出して指数化された物です。現在組み入れられている企業はKDDI,日本電信電話、日本たばこ産業、ソフトバンクグループ、本田技研工業、NTTドコモ等です。
信託報酬額は税抜き0.37%、税込0.3996%です。
その他
その他にはSMT 新興国債券インデックス・オープンがあります。これは新興国の現地の通貨建てで債券に投資する物です。JPモルガン・ガバメント。ボンド・インデックスーアマージン具・マーケッツ・グローバル・ディバシーファイドに連動する物です。
JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイドとは新興国の16カ国の債券、約200銘柄から構成されています。地域では中南米、アジア、ヨーロッパ、中東・アフリカが大体4分の1ずつになり均等に投資しています。国別で見ると南アフリカ、トルコ、ポーランド、メキシコ、ブラジル、マレーシア等になります。一国の構成比率は最高でも10%に抑えています。注意事項としては新興国の通貨の為替リスクがある事です。為替の値動きは激しいのでファンド自体で利益を出しても為替で帳消しになるリスクもあります。今後の伸びを期待する事も出来ますが、沢山を保有するとリスクが高くなるので資産の構成に注意が必要です。
信託報酬は税込0.648%、税抜き0.6%です。
他にもSMT米国REITインデックス・オープンがあります。米国の金融商品取引所等に上場しているREITを主要投資対象にしています。米国の155銘柄で構成されています。主な用途は商業施設25%、住宅施設17%、ヘルスケア13%、オフィス10%、倉庫、その他と続きます。2015年に設定されまだ浅いファンドになります。騰落率は設定来からマイナス6.81%と低下していますが、今後の米国の不動産状況に期待したいです。
信託報酬額は税込0.594%、税抜き0.55%です。
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SMT(スマート)インデックスシリーズ まとめ
SMTインデックスシリーズは特に種類が豊富な所が魅力です。日本国の株式、債券、外国の株式、債券、REITやバランス型等多くの種類があるのでこのシリーズを上手く組み合わせて独自の資産形成をする事が出来ます。又、新興国を投資先にしているファンドもあります。個人で海外の債券や株を購入するのは大変作業であったり不可能に近かったりしますが、投資信託を活用する事で小額の手数料で容易に購入する事が出来ます。資産のバランスを考えながら新興国の投資信託を組み入れる事で今後のその国の発展とポートフォリオの発展を期待する事が出来ます。新興国は今後の発展を期待しながら、その国の情勢や環境、為替のリスクも考慮し資産のスパイスとして組み入れるのもいいと思います。
インデックスファンドの魅力の一つは指数に連動するのでコストが少なくて済む所です。このシリーズは色んな指数を網羅しているので上手に組み合わせて自分独自のポートフォリオを完成させる事が出来ます。上手に付き合っていくべきファンドになります。