NVIDIA(エヌビディア)は2024年11月20日に2024年8〜10月期(3Q)の決算を発表した。
決算結果は市場予想を上回る結果となり好決算と言えますが、その後株価は下落しました。NVIDIAの決算結果と株価が下がったポイントを解説します。
NVIDIA2024年8-10月期決算結果
売上高 | 350億8200万ドル |
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純利益 | 193億900万ドル |
EPS | 0.78(+110%) |
11〜1月期の売上高予想 | 375億ドル |
売上高は前年同期比94%増の350億8200万ドル(約5兆4500億円)。純利益も前年同期比約2倍の193億900万ドルと売上高・最終的な利益がいづれも過去最高、市場予想を上回る結果となりました。
なお次四半期(11-1月期)の売上高見通しも市場予想(370億ドル前後)を上回っている。
この成長は生成AIの利用が世界で急速に広がっていることから、データセンターなどで使われているAI向け半導体の需要が急増しているのが主な要因となっています。
NVIDIA 決算発表後の株価の動向
決算発表後の時間外取引で株価は一時4%下落。
これは好決算だったが、市場は次の四半期の売上高に390億ドルから400億ドルの高い期待を望んでいたがガイダンスの予想幅が小さかったことが影響している。
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NVIDIA 今後の見通しとアナリストの評価
AI需要が急増する中、11〜1月期(4Q)の売上高予想は375億ドルとアナリスト予想の370.9億ドルをわずかに上回った。しかし、この差がわずかだったことが株価に現れているようだ。
コンセンサスは、強気買いの評価が多く、証券アナリストの平均目標株価は160.38ドルで株価はあと約10%程度上昇する予想となっている。
AI需要の将来性は依然として高く、長期的な業績の底堅さが期待されているが。ブラックウェルの供給などに不安がある。売上高が倍増していた過去数四半期と比べると減速が否めないが、アナリスト予想水準の株価上昇は見込まれるのではないか。
エヌビディア決算ページ
https://nikkeiyosoku.com/stock_us/financial_results/NVDA/