アメリカ市場の暴落危険シグナルの「ヒンデンブルグ・オーメン」が7月26日に再点灯しました。
その前の7月18日にも点灯しており、前回の2月の暴落時にも2回出ていて、その間隔と近いので、今回に暴落が来るのか考察してみましょう。
ヒンデンブルグ・オーメンが7月に2回点灯
ヒンデンブルグ・オーメンは、何度か記事に書いていますが、上昇傾向のときの急落のテクニカル指標です。
下落傾向の時には点灯せず、上昇傾向の時に点灯し、その後に急落を招くサインとして知られています。
今回、7月26日にヒンデンブルグ・オーメンが点灯しましたが、2月の米国市場の暴落のときと同じ間隔で2回点灯していることとナスダックが史上最高値を更新していることから、暴落の可能性があると見ています。
○2018年2月の暴落時のNYダウのチャートとヒンデンブルグ・オーメン
上記のチャートの2月のNYダウの暴落は、ヒンデンブルグ・オーメンが、1月19日に点灯して、その後1月26日にNYダウが最高値をつけ、1月30日にヒンデンブルグ・オーメンが、再度点灯し、NYダウが2月5日に大暴落しています。
1月26日:NYダウ史上最高値
1月30日:ヒンデンブルグ・オーメン点灯
2月5日:NYダウ大暴落
という流れとなっています。
今回の7月26日のヒンデンブルグ・オーメン点灯は、NYダウではなく
7月25日:ナスダック史上最高値
7月26日:ヒンデンブルグ・オーメン点灯
??????:ナスダック大暴落?
という流れになっています。
最後のナスダック大暴落は、今後起こるかもしれない未来ですが、その前までの流れが2月のNYダウの大暴落にそっくりだと思われます。
しかもナスダックは、昨日のFacebookの決算発表が予想を下回ったことで時間外取引で売りが出て、他のFANG銘柄もつられて下落しています。
NYダウが、1月26日に史上最高値をつけた後に下落しているのと状況もそっくりです。
ヒンデンブルグ・オーメンは、点灯しても必ず下落するわけではなく、逆に下落しないほうが多いのですが、今回は、前回の暴落の状況と似ていることから注意が必要かもしれません。
前回の暴落と間隔が同じだとすると8月1日にナスダックが暴落する可能性があります。
今後、amazonなどの決算が控えていますので、軒並み予想に届かないようだとナスダックが暴落する可能性があると思われます。
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