日経平均株価をベンチマークにしている投資信託で現時点で一番信託報酬が低い低コストな商品が三井住友トラスト・アセットマネジメントが発売している「日経225インデックスe」です。
今回は、日経225インデックスeを解説します。
インデックスeシリーズ 三井住友トラスト・アセットマネジメント
三井住友トラスト・アセットマネジメントが発売している低低コストインデックスファンドシリーズが、インデックスeシリーズです。
7月1日現在は、5つの商品があります。
投資信託 | 投資対象 | インデックス | 信託報酬(税込) |
---|---|---|---|
日経225インデックスe | 日経平均 | 日経平均株価 | 0.2052% |
日本株式インデックスe | TOPIX | TOPIX | 0.3996% |
外国株式インデックスe | 先進国株式 | MSCIコクサイ指数 | 0.54% |
日本債券インデックスe | 日本債券 | NOMURA-BPI総合 | 0.3996% |
外国債券インデックスe | 先進国債券 | シティ世界国債インデックス(除く日本) | 0.54% |
いずれの商品も信託報酬が低くオススメです。
日経225インデックスeは、シリーズの中では、一番新しい商品で2016年1月に発売されました。
日経平均インデックスファンドでの最低信託報酬の争いは、長い間、ニッセイ日経225インデックスファンドが0.27%(税込)で一番でしたが、2015年12月にたわらノーロード 日経225が発売され0.2106%で1番になりましたが、日経225インデックスeが2016年1月に発売され、0.2052%ですぐ一番が入れ替わっています。
インデックス投資信託は、同じインデックスをベンチマークにしているとほとんど利回りが変わらないので、信託報酬で勝負しています。
低コスト化の競争は、個人投資家にはうれしいものですね。
日経225インデックスeの特徴と基本情報
日経225インデックスeの大きな特長は、2つあります。
- 1、日経平均をベンチマークにしている投資信託では、信託報酬が一番安い
2、購入がSBI証券のみ
1の最低信託報酬は、先ほど説明したように0.2052%でたわらノーロード 日経225の0.2106%より約0.05%低いです。
税込みだとわかりにくいですが、税抜きですと
日経225インデックスe 年率0.19%
たわらノーロード 日経225 年率0.195%
となり、日経225インデックスeが0.05%低いことがわかります。
2の購入がSBI証券のみは、そのままの意味でSBI証券でしか購入できません。
楽天証券でも他のインデックスeシリーズは購入できますが、なぜか日経225インデックスeだけ購入できない状態です。
今までの流れからいっても楽天証券がSBI証券に追従して販売しだすと思われます。
○日経225インデックスeの基本情報
日経225インデックスe | |
---|---|
基準価額 | 8881円 |
純資産 | 9億4900万円 |
信託報酬(年率税込) | 0.21% |
買付手数料 | なし |
設定日 | 2016/01/08 |
騰落率 | |
1週間 | -3.94% |
1カ月 | -8.63% |
3カ月 | -7.63%% |
○純資産額の増減
純資産額 | 増減 | |
---|---|---|
1月 | 5億900万 | ― |
2月 | 6億8100万 | +1億7200万 |
3月 | 7億7100万 | +9000万 |
4月 | 7億3600万 | -3400万 |
5月 | 8億4500万 | +1億900万 |
6月 | 9億4900万 | +1億400万 |
投資信託を選ぶ基準に純資産額があります。
投資信託のリスクのひとつに運用ができなくなり、繰り上げ償還(ファンドの廃止)となる場合があります。
これを防ぐために純資産額が大きい投資信託、純資産額が順調に増えている投資信託を選ぶという考えがあります。
上記の日経225インデックスeは、2016年1月発売の投資信託ですので、純資産額自体は、少ないですが、4月に1回減少していますが、順調に増加しているといっていいのではないでしょうか。
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日経225インデックスe まとめ
日経225インデックスeは、日経平均をベンチマークにしている投資信託の中で最低コストを誇っています。
ただ、まだ発売されたばかりで新しく純資産額が少ないのが玉に瑕です。
ただし上記でも説明しましたが、純資産額は、順調に増えているといってもいいと思われますので、購入にそんなにリスクはないと思われます。
日経225インデックスeは、コストが安くおすすめ投資信託であると思われます。