トランプ大統領が「メキシコの国境の壁は政府閉鎖しても作る」と発言して、一転して危機感型漂い出した米政府の閉鎖危機ですが、ドル円為替とどのような関係になるか見てみましょう。
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米政府閉鎖危機とは
米政府の閉鎖とは、米国の債務上限問題から来ています。
米国の債務上限は、法律で決められていて、国債を発行して、借金をする上限額が決められていて、相武が上限に達して、それ以上国債を発行できなくなると財源が不足して、政府の職員の給与などを支払えなくなってしう状態になります。
これが政府の閉鎖です。
要約すると「米政府がこれ以上借金ができなくなり、職員の給与などの政府機関を一時的に維持できなくなり政府を閉鎖する」ということです。
米政府が閉鎖すると何が起こるかというと年金の支払いや役所の業務がストップするので、民間に多大な影響が出ます。
日本では、考えられない政府機関の閉鎖ですが、実際に過去に18回起こっています。
直近ですと2013年のオバマ大統領の時に起こっており、約2週間くらい政府機関が閉鎖しました。
米政府閉鎖危機と円高の関係は?
オバマケアを巡り予算が成立しなくて、2013年10月1日から10月16日まで政府機関が一部閉鎖されました。
実際の2013年10月前後の週足のドル円為替チャートが下記です。
○2013年ドル円為替チャート
実際には、9月9日の週にオバマケアで予算が成立していなくて、そこから円高が始まっています。
そして、米政府機関閉鎖した週が一番円高になっていますが、週足自体は陽線になっています。
米政府機関閉鎖の時の円高は、その前の議会の予算案が通るかどうかがカギで通らなければ、円高になり、政府機関閉鎖の10月から元に戻っていくという流れになりそうです。
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