【4月2日ドル円予想と根拠】新型コロナ懸念継続 一方では「有事のドル買い」復調観測も

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【4月2日ドル円予想と根拠】新型コロナ懸念継続 一方では「有事のドル買い」復調観測も

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日2日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日1日のドル円相場は、国内や中国の良好な経済指標による過度なリスク回避の巻き戻し (↑) で一時円安へ振れるも、新型コロナウイルス感染者数増加によるリスク回避が依然として強い (↓) なかで次第に円高圧力が優勢となり、、高値107.93から安値106.92の若干の下落トレンドで推移しました。


(USD/JPY ~4月2日、15分足)

新型コロナウイルス感染者拡大 でリスク回避進む

前取引日1日、107.49で東京時間オープンとなったドル円は、良好な日銀短観や中国のCaixin製造業PMIの結果を受けリスク回避の巻き戻し (↑) による円安圧力が発生、高値107.93まで上昇し、上げ一巡となりました。

続くロンドン時間も東京時間の値幅の範囲内での取引となりましたが、NY時間になると、米国を中心とした新型コロナウイルス感染拡大報道を受けてのリスク回避の円高 (↓) が強まり、レートは107円台を割れ安値106.92まで下落、その後下げ渋ったところでクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、過度なリスク回避の巻き戻し観測 (↑) での円安 予想、また、NY時間にかけて顕著となった、米および各国での新型コロナ感染拡大報道によるリスク回避観測 (↓) での円高 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、新型コロナウイルス問題による株式市場の再下落への懸念、および21:30の米・失業保険申請件数などの為替市場に対する影響度が、アナリストらから材料視されています。

新型コロナ感染拡大止まらず「有事のドル買い」復調か

前月3月後半にはいったん持ち直しのきざしが見られていた金融市場ですが、新型コロナ感染拡大が勢いを失わないなかで、4月に入った昨日1日にはさらに米国での感染急拡大報道も懸念に拍車をかけ、米株ダウ平均がふたたび大幅下落するなど、今夜NY時間にかけてリスク回避の動きの再燃による円高圧力 (↓) が優勢となるのではないか、とのアナリスト見解が見られています。

ただ一方では、新型コロナの世界的な感染拡大でこのままリスク回避の流れが強まれば、先月3月に見られた安全資産としてのドル買い、いわゆる「有事のドル買い」が再燃 (↑) して円安に振れるのではないか、との見解も浮上しています。

こうした、新型コロナウイルス関連報道に対する市場の反応に関して、米株大幅下落などを重荷としたリスク回避 (↓) による円高予想と、「有事のドル買い」が再燃 (↑) しての円安予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜の米・失業保険件数など指標結果に大幅下振れ懸念

今夜21:30には、米・新規失業保険申請件数、23:00には製造業受注指数など、米景気見通しに大きな影響を与える経済指標が順次発表されます。ただ、現在のところは、新型コロナ感染拡大の影響でこれらの指標は大幅悪化との懸念が出ており、これらの結果が市場予想を大きく下回るなど冴えない結果となれば、発表後のドル円は下落する (↓) 可能性 があります。

ただし、昨夜発表された米・3月ADP全国雇用者数などは、重要経済指標であるにもかかわらず、結果が発表された後も為替市場への影響が限定的となっていたことから、すでに市場は景気悪化を織り込んでおり、そのために、今夜の指標結果がよほどの悪化とならなかった場合、過度な懸念の後退 (↑) で円安へ戻す可能性もあります。

今夜21:30から順次発表となる米・新規失業保険申請件数や製造業受注指数に関し、市場予想を下回るなど冴えない数字となっての円高予想 (↓) と、指標の結果が市場予想ほどは悪化しないことで過度な懸念が後退しての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

2日(木) 米・新規失業保険申請件数、貿易収支、製造業受注指数
3日(金) 米・雇用統計

7日(火) 米・2月消費者信用残高
8日(水) 米・FOMC議事要旨公開
9日(木) 米・3月PPI、2月卸売在庫
10日(金) 米・3月CPI、3月CPIコア

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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