12日(水）の日経平均は30円安と下落して推移しています。一時は上げ幅が100円を超える場面がありましたがもみあいとなっています。
今日は、上昇一服で利益確定売りが出て、もみ合いになると予想します。

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今日の市況と相場戦略

今日の株式市況

日経平均は、円安を背景に一時100円高と上げ幅を広げる場面もありましたが、10時ごろには50円安とマイナス圏での推移となりました。
しかしまだ上昇しプラス圏を回復し、38円高で引けています。
円安を背景に自動車など輸出関連株が買われる一方、ソフトバンクGが下落、エーザイ、東京エレクトロなども売られています。

マザーズ指数は続落しており、米国のハイテク株売りにつられて中小型成長株の一角に売りが出ています。

上昇していた優良小型成長株がさがっていることで絶好の買い場になる可能性が高いです。

以下は昨日の市況です。

12日朝の米国株式市場は、Nダウが300ドル以上の上昇から一転100ドル安とハイテク株売りが加速し反落となりました。ナスダックが3日続落で主要ハイテク株に利益確定売りが出ています。

個別では、コロナ禍でも株高基調が続いたハイテク株は売りが優勢となり、ソフトウエアのマイクロソフト、アップルが下落、アマゾン・ドット・コム、テスラ、ネットフリックスも下落しています。

11日の日経平均は、 2万2750.24円　+420.30円（+1.88%）の大幅上昇で引けました。
アメリカで追加経済対策が決まったことやドル円為替が円安に動いていることで、景気敏感株に買いが入っており、上げ幅を広げて推移し大幅上昇で終わりました。

個別では、エーザイが認知症薬で米国の優先審査を受けると報道があり大幅高、景気敏感株の自動車関連や電気機器のファナックやアドバンテストなども上昇しています。
半面、ソフトバンクGは下落しており、上昇していたハイテク関連などは、上値が重い展開となっています。

マザーズ指数は、反落となり、景気敏感株の大型株が買われた反面、上昇していた小型成長株が利益確定売りで売られたことが鮮明になりました。
時価総額が大きいメルカリやイグニス、プレシジョン・システム・サイエンスなどが売られて、アンジェスやベガコーポレーションが買われました。

先週の7日にマザーズ市場にIPOしたT&Sは上場2日目の11日に売買が成立し、初値は公開価格の2.5倍で終値も初値を12％上回る株価で終了しました。
期待できるIT系のIPO銘柄は、資金が集中しやすく、初値が大きく上昇し、その後もしばらくは上昇する傾向にあるようです。

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今日の相場戦略

今日の株式市場は、景気敏感株の買いが一巡し、利益確定売りも出てもみ合い相場となると予想します。

海外投資家が休みのため大きな買いが起こりずらく、良い材料は本日消化したことで利益確定売りが出やすく、もみ合いになりそうです。

今週は、8月の決算発表時期の最後の大量決算発表の週となります。
週末までは、決算発表を見極めながらの動きが多いと思われますが、来週からは本当に業績が伸びる銘柄に買いが集中するようになると思われます。

今回の決算がよく、コロナ後に需要が高まるビジネスモデルを持つ銘柄は、大きく上昇していくと思われます。

現在の株式市場では、個別銘柄ごとに優勝劣敗が決まり、上昇する銘柄と下落する銘柄が選別される事になっています。

コロナ後に成長するビジネスモデルを持つ企業は、コロナがきっかけで加速した業務効率化、QOL=生活の質、利便性向上などに寄与する銘柄です。

今週は、決算発表が続く相場の中で特に好業績で市場で評価が上がった業務改革銘柄に注目です。

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今日の注目銘柄

今日の注目銘柄は、上記のようなコロナ後にも成長する企業の中から2つを選びました。

・オロ(3983)
時価総額　491億円
クラウド活用の総合基幹業務サービス提供、マーケティング支援
8/12決算発表予定　前期の四半期決算も利益が40%前後伸び絶好調　好決算期待先取り銘柄
EC関連

・システムサポート(4396)
時価総額　187億円
ITシステム開発。データベースやクラウドの移行・基盤構築を展開
8/12決算発表予定　クラウド事業が好調で前期は50％増益　好決算期待先取り銘柄
小売＋テクノロジー

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