21日の日経平均は、一時2万3000円に戻しましたが、上げ幅を縮めて2万3000円を切って前場を終了しました。マザーズは、上げ幅を広げて上昇しています。
今日の株式相場は、買いが先行して上昇傾向になりそうです。
20日の株式市況と今日の相場戦略
今日の株式市況
日経平均は、米株高を受けて、2万3000円に戻しましたが、小幅下落して2万3000円を切りました。マザーズ指数は+1.39%と上げ幅を広げて上昇しています。
21日朝の米株式市場は、アップルが史上最高値更新、マイクロソフト、インテル、ネットフリックスなど、主要ハイテク株が買われて上昇となりました。
日経平均先物は、昨日の日経平均終値より100円以上上昇しており、今日の日経平均は上昇となりそうです。
20日の日経平均とマザーズは、米FOMC(米連邦公開市場委員会)が追加緩和に前向きではないと伝わり、売り優勢のまま下落となりました。
前場のTOPIXが-0.499%と日銀ETF買い入れ基準の-0.5%に届かなかったことで買い入れがないとの観測から下げが加速しました。
個別では、直近IPO銘柄に資金が流れており、T&S(4055)は、+15.68%と大幅上昇、新規上場したニューラルポケット(4056)は、買いが殺到し取引が成立しませんでした。
今日の相場戦略
今日の株式相場は、下げが続き相場自体は反発となりそうだが、直近IPO銘柄のように今後期待される成長小型株に資金が集中すると予想します。
現在は、マザーズが、上昇トレンドの入り口になっており、バンドウォークと呼ばれるボリンジャーバンドに沿って上昇する状態になっています。
ボリンジャーバンドの+1σと+3σの間(バンド)を上昇していく形です。20日は下落しましたが、+2σが下値支持線となって反発しています。
前回のバンドウォークの上昇は42営業日となっており、今回もまだまだ上昇しそうなので、20日の下落は、ちょうどよい買い場と言えそうです。
上昇トレンドの入り口の今、仕込まなければ、上昇してからでは高値づかみとなってしまいます。
今のマザーズの上昇トレンド中で買われている好決算銘柄は、2種類あり、
1.好決算で市場予想を超え、一段高になっている銘柄
2.好決算だったが、市場予想を下回り、調整し再び上昇トレンドに戻った銘柄
1は、短期的に大きく上昇しているため、高値掴みしてしまう恐れがあり、買いずらい状況です。そのため、2の銘柄がねらい目です。
今日は、週末要因で売りが出やすくなるので、2の銘柄が下落していた場合は、押し目買いのチャンスとなりそうです。
相場戦略 実践記 1週間で利益増
実際に相場戦略で解説した「2.好決算だったが、市場予想を下回り、調整し再び上昇トレンドに戻った銘柄」を実際に買ってみました。
※8月20日15時時点
・ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436) +4.5万円 → +4.4万円
「みんかぶ」や「株探」などの金融情報メディア運営
・ギフティ(4449) +5.4万円 → +6.9万円
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株価の調整は一時的で、その後反発するとの判断し、株価の底値を予想して、その株価に近づいたときに分散して買いを入れています。
ギフティ(4449)は、決算1ヶ月前から下落して、決算と同時に反転した銘柄です。過去の株価推移では、決算後に上昇する場面が多く、今回も決算前に下落したことで押し目買いのチャンスと考えて、分散して仕込んでおいたところ、決算発表後に大きく上昇し利益が出ています。マザーズが下落した20日も上昇しています。
銘柄により、決算前に下落するものや決算後に下落するものと特徴があるので、過去の株価推移を分析して、決算発表前後に仕込んでおくとその後の上昇トレンドで利益が大きくでることになります。
今、仕入れている最中の銘柄が2銘柄ありますので、今後、公開予定です。
「有望・底値圏銘柄レポート(有料版)」の8月号では、既に掲載した銘柄から決算後調整後に、再び上昇トレンド入りしたものを特集します。