底堅い推移 米時間のGDPなどへ期待 :ドル円FX予想

29日のドル円は、FOMCでのテーパリング示唆によりドル高が進み、109.80付近で推移。市場では、今後のドル高進展へ期待が広がっています。

なお前回配信のFX有料レポートでは、FOMC後パウエル会見を経てのドル高観測による円安予想 (↑) を掲載しており、こちらが的中しています。

→ 有料版レポート:プロが予想するドル円節目レートは?

スポンサードリンク

底堅い推移 米時間のGDPなどへ期待

ドル円は三日ぶりの反発。昨夜のFOMC(米中銀の政策決定会合)では、コロナ感染拡大にもかかわらず米経済が順調に回復している、との明るい見通しが示され、テーパリング(緩和縮小)への議論が進んでいることが示唆されたことで、ドル円は一時110.30付近まで上昇しました。

その後は上げ一服となったものの、109.90付近で下げ止まり、以降は強含みの推移。続く本日も米GDPや失業保険申請件数などの経済指標に強い結果が期待され、今夜米市場オープンとともに昨日の高値を目指す展開が見込まれます。

昨夜の上昇局面でレートは一時110.00を上抜けており、この水準の厚い売りはある程度こなしている印象。今夜ドル買いが強まれば、次の上値メドとして110円ミドルが目標となりそうです。

→ドル続伸へ期待!プロのFX予想は?

ユーロドル三日続伸も先高感薄く

ユーロドルは三日続伸。昨夜のFOMCでテーパリング開始へ向けた姿勢が示されると一旦ドル買い・ユーロ売りが膨らんだものの、その後のパウエルFRB議長発言で「利上げ検討は時期尚早」との見解が示されたことでユーロが買い戻され、一時は1.1850まで上昇しました。

とはいえ、新規のユーロ買い材料が出たわけではなく、今後の積極的な上値追い展開にはつながりにくいとの見方が多数。

もともと、米国と比較して欧州の金利見通しは低調であることから、ドルに対してのユーロ売り圧力は今後も継続しそう。28日高値の1.1850付近を上抜けられなかった場合は、下値メドとして一目転換線かつ心理的節目となる1.1800が意識されます。

→ユーロ売り・ドル買いに市場の関心!プロの押し目予想は?

スポンサーリンク

ドル円予想トピックス サマリー

【ドル高/円安材料】
・コロナ変異株への過度な警戒後退による買い戻し (↑)
・米消費指標の強さを受けたドル買い圧力の高まり (↑)
・米利上げ方向への転換によるドル買い (↑)
・日本景気見通し不透明感による円安余地拡大 (↑)

【ドル安/円高材料】
・パウエル発言でのドル買い過熱抑制 (↓)
・高値圏での利確売り圧力 (↓)
・国内コロナ抑制遅延によるリスク回避の円買い余地 (↓)

→ アナリストらの最注目材料と今日のエントリーポイントがわかる!投資の森 ドル円FXレポート有料版はこちら

 

おすすめ記事

米国10年国債利回り・ドル円相関チャート

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください