【ドル円短信】10日午前 円高一服、米関税などで市場心理は悪化中(FXニュース)

10日(水)10:00時点の米ドル円為替レートは、昨晩からの円高が一服、今日早朝と比較すると小幅円安となる111.19円付近で、強含みに推移しています。

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米関税とIMF見通し下振れで円高

昨夜、トランプ米大統領が、110億ドル相当の欧州製品に対して関税を課すと表明したこと、またIMF(国際通貨基金)が本年の世界経済成長率見通しを下方修正したことにより、市場心理は悪化しています。

これらを重しに米ドル円為替レートは円高方向に傾いており、昨夜には110円台まで下押す場面もありました。

しかし、下値を拾う買いの厚さから持ち直し、今日6:00頃には111.10円台まで回復、東京市場オープン後の10:00現在は111.17円前後まで戻したのち、やや方向感を失っている状況です。

110円台まで下値拡大の可能性も

現在のドル円オーダー状況を見ると、支えとなっていた111.05円前後の厚い買い注文は解消されており、110.95円あたりのストップロス売りが入っているレートまで下押せば、次の下値メドである110.80円前後まで下値を拡大する可能性があります。

上値方向では111.35円付近にストップロス買いが厚いものの、その上では売りが厚く、日中に111円台前半を上抜けるのは難しい可能性があります。

 

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