【9月4日 ドル円予想と根拠】米利下げ観測増も米貿易赤字縮小でレート下支えか

【9月4日 ドル円予想と根拠】米利下げ観測増も米貿易赤字縮小でレート下支えか

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今日9月4日のレンジ予想と根拠 サマリー

今日のドル円レンジにつき、アナリスト6名の予想を集計した結果、今日の予想平均値は105.59 – 106.55となっています。 (10:05時点集計値)

集計結果では、本日の米当局者講演で0.50%利下げ観測増大の見込みが出ていることが注目され円高圧力が指摘されている一方、本日の米貿易収支が改善見込みとなり円安圧力が生ずるとの見解も、アナリストから材料視されています。

今日までの流れ:米中懸念と英離脱懸念で上値重く展開

昨日3日の日中・東京時間、106.20付近でオープンしたドル円は、国内の実需買いと日経株価の持ち直しでじり高展開、しかし前日高値106.40が視野に入るとじり安展開に移行しました。

夕刻以降のロンドン市場では、ブレグジットにまつわる懸念増大でポンド円が下落するとドル円もつれ安となり、一時106円を下抜けましたが、ポンド安一服とともにドル円も106.10近辺まで戻しました。

続く夜間のNY市場にかけては、米中懸念とハードブレグジット懸念が意識され再び105.90台まで下落、それから下げ渋っていたところで、米ISM製造業景況感指数が予想を大きく下振れる結果となり、一気にドル売りが強まって105.70台まで円高が進みました。

NY時間クローズにかけては、軟調だった米株が下げ渋ったことでやや心理改善、106.00周辺まで値を戻してこの日の取引を終えています。

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今日のドル円予想:米利下げ幅拡大観測も米赤字縮小で下支えか

アナリストらが注目する今日のドル円材料としては、今日の米当局者講演で0.50%利下げ支持拡大観測が出て円高圧力が指摘されている一方で、今夜の米貿易収支が改善見込みであり心理改善で円安圧力を指摘する声も出ています。

米当局者講演で0.50%利下げ支持拡大なら円高圧力

今日NY時間には、NY連銀総裁、ダラス連銀総裁、シカゴ連銀総裁といった米当局者の講演が多数予定されています。このなかで、昨夜の米指標下振れなどを背景に、比較的利下げ幅の大きい0.50%利下げを支持する声が高まる可能性がある、との観測があります。

米では、米中貿易摩擦による悪影響へ対抗するため、米利下げでの金融緩和で景気の下支えがはかられるのではないか、との観測がほぼコンセンサスとなっています。ただ、前回のFOMC(米中銀の金融政策会合)では「あくまで予防的な」意味合いでの0.25%利下げにとどまっており、またこのところの経済指標も底堅いものであったことから、過度な金融緩和期待が後退しているとの見方も台頭してきています。

しかし、そこへ、トランプ大統領による対中関税第四弾の発動(9月1日)や、昨夜3日の米指標下振れが起こったことで、当局者内で景気懸念が高まり、比較的大幅である0.50%利下げを支持する当局者が増えるのではないか、というのが、こうしたアナリストらの見解といえます。

仮に大幅な米利下げ観測が増大すれば、今夜のドル売り要因となり、講演結果の見極めと同時に円高圧力が発生する可能性があります。

米貿易収支は改善見込みで円安圧力か

ただ一方では、今夜の米貿易収支の事前予想が改善見込みで円安圧力となる、との予想も、アナリストから挙がっています。

前回の米貿易収支は、米中対立の悪影響が顕在化したことで赤字となっていましたが、今回は米の貿易赤字額が縮小する見込みとなっており、予想通りになれば米景気見通しの改善で円安圧力が発生する可能性があります。

この、米貿易赤字縮小観測での円安予想と、米利下げ幅拡大観測による円高予想とで、それぞれを支持するアナリストの数を比較した結果、より影響力の大きいほうが、今日の相場で材料視される可能性があります。予想数比較の結果は、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)でご確認下さい。

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下値サポートラインへの言及、また別指標について予想も

アナリストらが注目する今日のドル円材料としては、この他にもレート105.60円付近を下値支えとする見解や、米・MBA住宅ローン申請指数といったトピックが注目されています。

こうした今日の予想材料が、何人のアナリスト予想レポートから言及されているかを集計し、最も言及の多かったものを今日の重要材料として解説しているのが、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)です。

本レポートでは、このほかにも、ドル円の動きに影響を与える様々な経済指標の発表スケジュールと、それぞれに対するアナリストの予想がタイムテーブル化され、一覧にまとめられています。今日FXトレードをお考えであれば、取引前に内容をご確認いただくことをおすすめいたします。

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