中国の上海総合指数が、本日、2.5%ほど下落して、2016年2月以来の安値になっています。
今後の中国株・上海総合指数がどうなるか予想してみましょう。
7月2日の上海総合指指数は-2.5%下落で2800を切り2年4ヶ月ぶりの安値
本日、7月2日の上海総合指数は、2,775.56で終わり、-2.52%と大幅下落となり、2016年2月以来の安値となりました。
米中貿易摩擦で、米国が340億ドル相当の追加関税の適用開始が7月6日に迫る中でリスクが意識されて大幅下落となりました。
○7月2日の上海総合指数チャート
開業
2015年5月最高値4986.5からは、約45%程度の下落となっており、2018年も1月の高値3558.13から22%程度下落しています。
上海総合指数は、2018年は1月から下落傾向にあり、途中で値を戻した日経平均やNYダウと違い、ずっと下落を続けています。
米国との貿易摩擦や元安が影響して、下落を続けていると思われます。
下落率が20%を上回ると暴落になる確率が高まりました。
今後の中国株がどうなるのか予想しましょう。
今後の中国株の見通し 2018年
現在の上海総合指数は、2015年のチャイナ・ショック時の安値より安くなっています。
2015年のチャイナ・ショック時の安値が、2850.71となっていますので、更に安い水準です。
2016年1月からの第2次チャイナ・ショックのときの安値は、2638.96ですので、かなり近い水準まで下落しているということです。
チャイナ・ショック:2850.71
第2次チャイナ・ショック:2638.96
安値の原因は、米中貿易摩擦です。
7月6日に340億ドル相当の追加関税の第一弾が適用されます。
その後、1000億ドル相当の関税を検討していると報道されていますので、今後もリスクが高まっていくと思われます。
中間選挙がある2018年11月までは、米国のトランプ大統領が中国に対しての貿易不均衡を是正する態度をくうさないと思われますので、11月までは下落基調になると思われます。
下値のめどは、
第2次チャイナ・ショックの安値付近の2600
でそれを抜けると
2014年の上昇前の安値2400
更にそれを抜けると
2014年の安値の2000
までの大暴落が見えてきます。
2600を抜けてくると第3次チャイナ・ショックとなり、世界同時株安になる可能性があります。
2018年の中国株・上海総合指数は、下値を探る動きになっていくと思われます。
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