今週のトルコリラ円レートは、国内経済指標の弱さと原油価格の上昇に押されて軟調に推移していましたが、原油高一服となるにつれ、やや値を戻しています。
今週の市況をまとめつつ、今日のトルコリラ円FXレートレンジ予想を発表します。
このページの目次
今週のトルコリラ円FX概況
今週18~20日のトルコリラ円FXレートは、高値20.471円から安値20.278円のレンジで、軟調に推移しています。
先月2月から軟調展開続くトルコリラ円レートですが、今週は、まず18日(月)の2月・トルコ住宅販売件数が弱い結果となり下落、続く19日(火)も原油高で軟調展開が続き、同日夜に原油価格が上げ渋りとなるまでに、10日ぶりの安値となる20.263円をつけました。
しかし堅調だった原油価格が横ばい推移に移行すると、トルコリラ円も下げ渋りとなり、さらに今日20日(水)朝方に原油価格が下落に転じると、トルコリラもそれまでの20.300付近のレンジから、20.350付近まで上昇しました。
15:00現在は、今朝方よりもやや下げた20.309円で、弱含みの推移へと移行しています。
今日のトルコリラ円FX見通しとレンジ予想
今日20日のトルコリラ円FXレートは、高値20.385円から安値20.322円のレンジで、上げ渋りの商状となっています。
原油安で朝方に上昇したもののその後は特段の支えもなく、上値重さのままに15:00現在まで力なく値を下げている状況です。
今日のFX市場では、NY時間(日本時間明日未明)の米FOMC会合における米政策金利や金利引き上げ回数見通しに注目が集まっています。
金利引き上げ延期の見通しが強まれば、金融緩和方向という解釈で市場心理がリスクオンに傾くと見られること、また金利差を意識したトルコリラへの資金流入も考えられることから、トルコリラ円レートには上げ潮となる可能性があります。
ただ、今月末の3月31日に控えたトルコ統一地方選に向けエルドアン政権から何らかの強硬な発言が出る可能性や、欧州連合(EU)への加盟交渉につき悪材料が出る可能性もあり、このところ予断の許されない状況とも言えます。
明日が日本市場祝日休場であることも考えると、手薄ななかで値が飛ぶ可能性もあり、FOMC前にポジションをある程度整理しておいた方が無難と言えるでしょう。
今日(・今週・今月)のトルコリラ円FXレート見通しと予想
今日のトルコリラ円FXレート見通し、並びに今週・今月の予想レンジは、こちらのURLにてご確認ください。
→今日のトルコリラ円FX レンジ予想(今週・今月のレンジ予想も)
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今週のトルコリラ関連イベントスケジュール
今週予定されているトルコの経済指標公表などのスケジュールは、下記の通りです。
※状況に応じ変更となる可能性があります。
これから予定されている今月のイベント
3/29(金)16:00 2月貿易収支(前回値 -25.0億ドル)
すでに終了した今月のイベント
3/1(金)16:00 2月製造業購買担当者景気指数(PMI)(前回値 44.2、結果 46.4)
3/4(月)16:00 2月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)(前回値 20.35%、事前予想 19.90%、結果 19.67%)
3/4(月)16:00 2月消費者物価指数(CPI)(前月比)(前回値 1.06%、事前予想 0.40%、結果 0.16%)
3/6(水)20:00 トルコ中銀、政策金利(前回値 24.00%、事前予想 24.00%、結果 24.00%)
3/11(月)16:00 10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前年比)(前回値 1.6% (1.8%)、事前予想 -2.7%、結果 -3.0%)
3/11(月)16:00 1月経常収支(前回値 -14.4億ドル (-15.2億ドル)、事前予想 -8.3億ドル、結果 -8.1億ドル)
3/14(木)16:00 1月鉱工業生産(前月比)(前回値 -1.4% (-1.3%)、事前予想 0.3%、結果 1.0%)
3/15(金)16:00 12月失業率(前回値 12.3%、事前予想 12.8%、結果 13.5%)