NYダウの暴落時期を知りたいと思いませんか?REITとNYダウのチャートを比較することで暴落時期がわかるようになりそうです。
NYダウが暴落すると世界的に株価が暴落する
NYダウの暴落をなぜ知る必要があるかというと、NYダウが暴落すると世界的に株価が暴落するからです。
○リーマンショック時のNYダウと日経平均と上海総合指数
上記のチャートを見てみるとリーマンショックで株価が下がっているときはNYダウから下がり始めて、日経平均、上海総合指数ともに同じように下落しています。
NYダウが暴落するときは、世界的に波及して、日経平均も上海総合指数もヨーロッパの株価もすべて暴落するので、NYダウの暴落時期を知ることは、日経平均の暴落時期を知ることとイコールと言えます。
NYダウの暴落時期を知る
NYダウの暴落時期を知るために先行指標として、いろいろな指数が指摘されています。
本サイトのNYダウ暴落のページにもありますが、NYダウのPER(株価収益率)が20を超えていると危険だということもわかっています。
シカゴのVIX指数(恐怖指数)は、30を超えると暴落の危険サインと言われています。リーマンショック時は、80以上にもなっています。
上記の指数とは別にNYダウの暴落と相関があるものが、REIT指数です。(今回の記事では、REIT指数=DOW JONES EQUITY REIT INDEXとします)
○リーマンショック時のREITとNYダウのチャート
上記のチャートを見てみるとリーマンショックの時の暴落前のREITの最高値とNYダウの株価の最高値の記事がずれていることが分かります。
暴落前のREITの最高値のほうがNYダウの最高値より早めの時期にやってきていて、2007年1月に最高値になっています。
その後、7か月後にNYダウの最高値が来ています。その1年後にリーマンショックが起こっています。
これは、景気のサイクルの中で好景気になると金利が上がり、REITは、資金の調達コストが増して、利回りが悪くなり、価格が下落に転じます。
対して、NYダウの株価は、好景気になると当然、株価が上昇して、景気が後退してくるまで上昇を続けます。
景気のサイクルは、景気不況→景気回復→景気好況→景気後退→景気不況と回っています。
REITと株価は、景気サイクルの局面での動きが違ってきていて、REITのほうが先行して、上昇下落するということです。
REITは、金利の影響を受けやすく、不況下では、金利が低くなるので、REITは利回りが良くなり、価格が上昇しだします。
景気が好況になってくると金利が上昇してくるので、利回りが悪くなり、価格が下落しだします。
株価は、逆に不況下では下落して、好況下では上昇します。
なので、REITが最高値を付けたあとには、景気後退局面が来て、そこで株価が暴落してので、REITの最高値の時期を抑えると株価の暴落時期が分かるということになります。
スポンサーリンク
REITとNYダウのチャートで暴落時期を予想する
○直近1年のREITとNYダウのチャート
上記のチャートを見るとREITの最高値は、2016年8月1になります。
現在、米国は、年内利上げを見込んでいますので、今後、REITが上昇して、高値を超えることは難しそうです。
REITの最高値が2016年8月1日だとするとリーマンショックの時の間隔をそのまま当てはめると株価の最高値時期が7か月後の2017年3月で暴落時期がそれから約1年後の2018年3月~4月となります。
REITの最高値時期からの間隔は、リーマンショックのケースしかありませんので、正しいかは不明ですが、米国の景気が、今後、景気後退局面に入ってくる可能性は高いと思われます。
景気は循環していますので、そのうちNYダウの株価暴落が来ると思われますので、今のうちに投資の準備をしておくのが良いでしょう。
おすすめ記事