ブルームバーグにフルタイム就業者数が減少していて、前回のリセッション時と同じような状況で実は雇用が危機的状況だと論じられていました。
このページの目次
米雇用のフルタイム就業者数が減少
ブルームバーグの記事に米雇用は実は危機ラインに接近しているという記事がありました。
【米経済ウオッチ】フルタイム就業者数は減少、雇用は危機ライン接近
この記事によると7月の米雇用統計の非農業部門雇用者数が約21万人の純増となっているが、その内訳は、パートタイム就業者が39万3千人増でフルタイム就業者は5万4千人減っているという内容でした。
グラフによると4月がフルタイム就業者数がピークで全雇用者数の増減に合わせて、5月は減少、6月は増加となっているが、7月は全雇用者数が増加したのに対して、フルタイム就業者数が減少していることから、4月がフルタイム就業者数のピークになる可能性があるのではと論じています。
これの何が問題かというと2000年のITバブルと2008年のリーマンショック時のリセッション(景気後退)の最初の時期とフルタイム就業者数のピークが一致しているからです。
もし2017年4月がフルタイム就業者数のピークだとすると、ここからリセッションが始まっている可能性があるということです。
実際には、まだリセッションが始まっていませんので、今後、もう一度ピークを付け、そこからリセッションが始まるの可能性が高いと思われます。
そういう理由で順調だと思われている米労働市場の雇用は、危機的ラインに近付いているといえるでしょう。
暴落はいつ頃なのか?
リセッションが、近いうちにやってくると仮定するとブルームバーグの記事には失業率の一番低いときから前回は9か月後にリセッションがやってきたと書いてあります。
今回の失業率の一番低い時期は今のところ2017年の5月になりそうなので、その9か月後といえば、来年の2018年2月となります。
つまり、2018年の前半の時期にリセッション入りする可能性が高く、暴落も2018年の前半から中盤にかけてくる可能性が高いということです。
暴落は、2018年3月~10月の間にくる可能性が高いと思われます。
おすすめ記事