インデックスファンドeシリーズを初心者向けにまとめてみました

インデックスファンドeシリーズ

インデックスファンドeシリーズは、三井住友トラストアセットマネジメンントが販売している投資信託で、すべての投資信託で最低レベルのコストを実現しています。
たわらノーロードニッセイインデックスファンドよりちょっとだけコストが低いです。
日経平均株価に連動する日経225インデックスeは、2016年1月8日より運用が開始された新しい投資信託です。

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インデックスファンドeシリーズとは?

インデックスファンドeは国内の株式、国外の株式、国内の債券、国外の債券の市場全体の動きに連動したファンドです。この様なインデックスファンドは多くありますが、他のインデックスファンドと違う特徴はコストを低く抑えた所です。

元々投資先を出し入れするアクティブファンドと違って指数の連動にて価格が変動するファンドですので、その分コストも低いですが更に低く抑える事が出来ます。数%の違いですが、長期的に保有する事でそのコストの低さが利益の差となって現れます。

販売会社はネット証券のみになります。シリーズの商品によっては販売されているネット証券も限られています。購入したいシリーズが購入出来る証券会社かの確認は必要です。

日本株式インデックスeの場合ですとSBI証券、カブドットコム証券、楽天証券が販売会社です。日経225インデックスeの販売会社はSBI証券のみです。外国株式インデックスeはSBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券です。日本債券インデックスeはSBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、楽天証券です。外国債券インデックスeはSBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、楽天証券です。

インデックスファンドeシリーズの評判

インデックスファンドのeシリーズは三井住友トラストマネジメントが運用するファンドの種類になります。シリーズのどのインデックスファンドも低コストとなり、長期投資に適した物です。兎に角低コストの事があり、資産を構成する上で分配投資に適したファンドになります。

日経平均に連動した投資信託の「日経225インデックスe」は、日経平均連動だけではなく、日本株の投資信託の中で最低のコストとなっています。

日経平均連動では、ニッセイインデックスファンドシリーズの「ニッセイ日経225インデックスファンド」が信託報酬0.25%(税抜)で長い間コスト最低の座にいましたが、2015年12月にたわらノーロードの「たわらノーロード日経225」が信託報酬0.195%(税抜)で最低コストのTOPに躍り出ました。

「日経225インデックスe」は、その1か月後の2016年1月に信託報酬0.19%(税抜)とたわらノーロード日経225を僅差でかわし、最低コストのTOPに躍り出ています。

インデックスファンドeは、そのコストの低さで評判が良いですが、投資信託の商品によっては、「日経225インデックスe」のように運用を始めたばかりの商品もあるので、運用実績がない部分は割り引いて考えたほうがいいでしょう。

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インデックスファンドeシリーズの投資信託

インデックスeシリーズは全部で5種類あります。投資対象をTOPIXにした物が日本株式インデックスe、日経平均は日経225インデックスe、先進国株式は外国株式インデックスe、日本債券は日本債券インデックスe、先進国債権は外国債券インデックスeとなっています。
どれも特徴はインデックスファンドの中でも更に低コストの物になります

日本株式インデックスe

日本株式インデックスeはTOPIXと言う東京株価指数に連動したインデックスファンドです。
日本を代表する市場に連動しているので日本経済の上昇により恩恵を受ける事になります。逆に低迷している時には損失を被るかも知れません。

このファンドはインターネットでの取引が専用になっています。運用会社は三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社が行っております。償還期限は無期限に設定されています。2015年、本ファンドに組まれている業種で多い物は電気機器、輸送用機器、銀行業、情報・通信業等です。組み入れの上位銘柄はトヨタ自動車、三菱UFJファイナンシャルグループ、三井住友ファイナンシャルグループ、日本電信電話です。日経平均株価の上位銘柄とは異なっております。2010年の設立以降一度、2014年に20円の分配金を出しています。

信託報酬 0.37%(税抜) 0.3996%(税込)

日経225インデックスe

日経225インデックスeは日経平均株価に連動するファンドで日本の大型、中型企業への分散投資が可能です。

2016年の1月から運用が開始されており新しいファンドです。上位の銘柄はファーストリテイリング、ファナック、ソフトバンク、KDDI等大型株が占めています。TOPIXとの違いはファンドの銘柄数の違いになります。同じ日本株のインデックスファンドでどちらを選ぶかは個人の好みになります。

販売会社は、SBI証券のみで他のネット証券では購入出来ないデメリットがありますので気を付けて下さい。

信託報酬 0.19%(税抜) 0.2052%(税込)

外国株式インデックスe

外国株式インデックスeはMSCIコクサイに連動する投資信託です。
MSCIコクサイは日本を除く先進国22カ国の株式に連動する株式指標です。
主な投資先の地域は北米が65%、欧州25%、その他アジアです。組み入れ国の上位は米国、英国、ドイツ、フランス、カナダです。ほぼ株式で構成しており、他にはREIT等になっております。
銘柄数にすると1300以上の銘柄にも及びます。業種で見てみると、医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス、銀行、エネルギー、ソフトウェア・サービスになっています。
低コストで先進国の株式を購入出来るファンドになっています。

信託報酬 0.5%(税抜) 0.54%(税込)

日本債券インデックスe

日本債券インデックスeは国内で発行された債券の市場全体の動きに連動しています。
組み入れられている債券の種類は80%が国債、7%近くが地方債、その後政府保証債、金融債、事業債と続きます。

大本は年金運用を長年行っているファンドになるので、規模も大きく、継続性もあり安心して投資出来るファンド先になっています。株式程の利益の伸び率は債券では望めませんが、日本経済や世界経済が悪化した時の下支えの役割になります。分散投資をする上では組み入れたい所です。

信託報酬 0.37%(税抜) 0.3996%(税込)

その他

他には外国債券インデックスeがあり、日本を除く先進国や一部の新興国の債券に連動したファンドです。
資産の配分比率はシティ世界国債インデックス(日本を除く)に沿って行われています。
2015年では合計653銘柄の国債に分散して投資をしています。シティ世界国債インデックス(日本を除く)とはシティグループが算出し公表している世界各国の国債の値動きを表す指数になります。

2016年で構成国はアメリカ、フランス、イタリア、イギリス等の先進国の他メキシコ、南アフリカ等の新興国の国債も組み込まれています。組み入れ通貨は米国ドル、ユーロ、英国ポンド等の他南アフリカランド、マレーシアリンギットです。このファンドで世界中の国債に幅広く投資する事が出来ます。
税抜きの信託報酬は0.5%、税込0.54%になっています。

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インデックスファンドe まとめ

インデックスファンドeシリーズはインデックスファンドの中でも手数料の安いファンドのシリーズになっています。日本、世界の株式、債券を網羅しているのでインデックスファンドの購入を決めた時には選択したいファンドになります。投資信託になっているので単独で債券や株式を購入するよりも利益も損失も緩和されます。その為、長期で保有する方が多いはずです。投資信託を長期保有する際には保有している期間かかってくる信託報酬の利率がそのファンドの利益を左右します。たかが数%以下の差になりますが、シビアに比較する必要があります。分散投資をする際にもコストの安いインデックスを保有する事を勧めます。
投資信託ですので色んな株や債券が込められています。一つずつの会社や国を比較する手間はありません。又、気になるマザーファンドですが、規模の大きな所になるのでそこも安心材料の一つになります。
デメリットとして、販売会社はネット証券に限られている事が上げられます。しかし、購入先の会社は限られています。シリーズ全ての商品を取りそろえているのはSBI証券のみになります。既に他のネット証券会社で購入、保有されている場合、商品によっては新たに証券会社の口座を開かなくてはなりません。新たに投資を始める方には証券会社の選択も重要になります。ネットでの売買になりますので各種手数料は安くなっています。購入金額はシリーズによってはかからないシリーズも多いです。
上記からもインデックスファンドの保有を決めた時には選択したいシリーズになっていると言えます。

 

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