日経平均が本日11日に約21年ぶりの高値更新となり、アベノミクスの最高値となりました。
過去の最高値更新の時の事例から、今後の日経平均の見通しを予想してみましょう。
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日経平均が約21年ぶりの高値
日経平均が、本日約21年ぶりの高値となり、アベノミクス開始以来の最高値を記録しています。
〇日経平均チャート
日経平均が、11日終値が、20,881.27円(+57.76円) (+0.28%)とアベノミクス始まって以来の最高値をになりました。
アベノミクス開始前だと1996年までさかのぼらないと高値がなく、1996年は、2万2000円台が最高値となっています。
これから日経平均は、1996年の2万2000円台の最高値を目指して上昇するのでしょうか?
日経平均の今後の見通しは?
日経平均の今後の見通しはどうなるのでしょうか?
話題に上っている約21年前の1996年の時と比べてどうなるかを見てみましょう。
1996年も1994年の高値を2年ぶりに更新した年でした。
〇1994年から1996年の日経平均チャート
1994年6月13日の高値21553円を1996年4月1日21560円で更新しています。
その1か月後の4月26日に22235円と一度高値を付けていて、その後に一度下げてから、2か月後の6月26日に22667円の最高値になっています。
〇2015年から2017年の日経平均チャート
今回は、2015年6月24日20868.03円のアベノミクス後の高値を付けてから、1年半ほど下落して、トランプラリーで上昇してから、2017年10月11日20,881.27円と高値を更新しました。
2つのチャートの形は、価格も近く、形も似ています。
2つのチャートを重ね合わせてみてみましょう。
〇日経平均の1994年から1996年と2015年から2017年の重ね合わせチャート
2年までの高値の時期も似ていて、2年後にその高値を更新したこともよく似ている期間です。
1994年から1996年と同じように今回の日経平均も動くとすると、今後の日経平均の見通しは、
2、その後5%程度下落する
3、2か月後の2017年年末から2018年年初にかけて最高値を付ける
4、その後、調整に入る
という流れになりそうです。
1996年の時と700円程度違うことから、最高値は、2万2000円前後になりそうです。
11月初旬までは、衆議院選挙と企業の決算発表があり、選挙相場と企業の好業績期待から上昇傾向が続き、2万1000円を超えると思われます。
その後、一度、下落してから、年末にかけて、さらに上昇して、2万2000円を目指す展開になると予想します。