連続増配!リーマンショックの暴落にも負けなかった、高配当銘柄10選

リーマンショックは、アメリカのリーマン・ブラザーズの破たんをきっかけに起きた株価の暴落です。アメリカから始まったこの経済危機は、日本や他国にもすぐに伝わり世界同時株安を招きました。

○リーマンショック時の日経平均株価チャート

リーマンショックについて詳しくはこちら

日経平均株価は、リーマンショックが伝わった2008年9月から10月までの約一カ月間で、-4400円(-38%)もの下落を記録しています。
これだけ大幅な下落でしたので、当然個別株も売られていき、資金は流出していきました。

そんな暴落がきっかけで株価を下げていても、増配を続ける・減配をしない銘柄も存在します。

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株価が下落すると、配当利回りは上昇する?

増配を続けているという事実は、実質的に配当金がもらえるという利点はもちろんのこと、実は別の意味での価値もあります。

株価が下落すると、反比例して配当利回りの利率が上がるという現象が起きるのです。

例)
配当利回り 50円

株価:1000円 利回り: 5.0%
     ↓
株価: 500円 利回り:10.0%

配当利回りが同じ50円だった場合でも、株価が50%下落すると、利回りは5%から10%まで上昇する計算です。
利回り10%の高配当株は、買いが入り資金の流入が起こりやすくなり、株価も下がりにくくなります。

配当利回りが高くなれば、必然的に市場での注目度も上がっていく=株が買われ株価は下支えされるというわけです。

このように、減配していない=増配を続けている限りは、株価が比較的安定するというという見方もできます。
上昇下落の変動が多い個別銘柄において、資金が流入しやすくなるのは大きな利点となりえます。
よって、長期投資の銘柄を探す際、連続増配を続けていることが一つの指標にもなってきます。

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リーマンショックにも負けなかった、連続増配銘柄

今の世界経済は、約10年で一周と言われていて徐々に終わり、暴落へ近づいているのではないかと言われています。

暴落で株価は下落しますが、そんな時にも配当を出し続けている銘柄は存在します。
配当は、会社の資産を切り崩して出すものですが、暴落が来たあともしっかり配当を出し続けることが出来たということは、これからまた暴落が来たとしても増配の可能性が高いということです。

○8年以上、連続増配を続ける銘柄(東証) (11月14日現在の利回り)
こちらでは、リーマンショックの暴落がきても連続増配を続け、かつ現状PERが15以下で割安となっている銘柄をご紹介します。

こちらが、リーマンショックにも負けずに、増配をし続けた銘柄トップ10です。


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利回りと配当金を中心に、銘柄ごとに詳しく見ていきましょう。

7201 日産自動車 

増配維持年数8年
配当利回り4.90%
1株配当
(2018/03会社予想)
53.00
配当年1回/3月
株価
(2017/11/13)
1,082円
単元株数100株

日産自動車は、4%を超える高配当にも関わらず、100株×1,082円(11/13終値)と、10万円程度から購入でき、個人投資家も参入しやすい銘柄です。
2017年は決算月の翌月4月に、株価が100円以上下落していますので、安くなったところで買っておくと、次回の配当に良さそうです。

○増配開始時に、100株購入していた場合の増配金 ※開始時も同株価で計算
株100株(10万円)所持 × 利回り4.9% = 49,000円
49,000円 × 8年間(回)= 配当金 39,200円

チャート

8304 あおぞら銀行 

増配維持年数8年
配当利回り4.18%
1株配当
(2018/03会社予想)
184.00
配当年1回/3月
株価
(2017/11/13)
4,400円
単元株数100株

2006年11月に東証へ上場している銀行業銘柄。2017年10月27日に年初来高値をつけています。

○増配開始時に、100株購入していた場合の増配金 ※開始時も同株価で計算
株100株(44万円)所持 × 利回り4.18% = 18,392円
1回あたりの配当金18,392円 × 8年間 = 配当金 147,136円

7270 SUBARU

増配維持年数9年
配当利回り4.90%
1株配当
(2018/03会社予想)
144.00
配当年1回/3月
株価
(2017/11/13)
3,632円
単元株数100株

1960年東証上場、自動車銘柄のスバルです。

○増配開始時に、100株購入していた場合の増配金 ※計算開始時も同株価で想定
株100株(36万円)所持 × 利回り3.96% = 14,256円
配当金14,256円/回 × 8年間 = 配当金 114,048円

チャート

6412 平和

増配維持年数10年
配当利回り3.77%
1株配当
(2018/03会社予想)
80.00
配当年1回/3月
株価
(2017/11/13)
2,124円
単元株数100株

1988年東証上場、パチンコ・パチスロ大手メーカーです。

○増配開始時に、100株購入していた場合の増配金 ※計算開始時も同株価で想定
株100株(21万円)所持 × 利回り3.77% = 7,917円
配当金7,917円/回 10年間 × = 配当金 79,170円

8316 三井住友FG

増配維持年数8年
配当利回り3.60%
1株配当
(2018/03会社予想)
160.00
配当年1回/3月
株価
(2017/11/13)
4,450円
単元株数100株

傘下に三井住友銀行やSMBC日興証券をもつ、三井住友グループの銘柄です。
2017/10/27に年初来高値を更新。

○増配開始時に、100株購入していた場合の増配金 ※計算開始時も同株価で想定
株100株(44万円)所持 × 利回り3.60% = 15,840円
配当金15,840円/回 10年間 × = 配当金 158,400円

 
 

いかがでしたでしょうか?

このように、連続配当が続いている銘柄を持ち続ければ、たとえ株価が少々下落したとしても、年間配当金額でマイナス分をそこそこ補てん出来ることが分かります。

また、直接的な配当金がもらえるだけでなく、株価が安くなると上昇した配当利回り目当てに資金が集まる可能性もあるので、安いところを拾っていくために増配が続いている銘柄の値動きは随時チェックしていきたいですね。

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