【9月6日 ドル円予想と根拠】米中会談期待は息切れ観測、今夜米雇用に期待つなぐか
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今日9月6日のレンジ予想と根拠 サマリー
今日のドル円レンジにつき、アナリスト7名の予想を集計した結果、今日の予想平均値は106.31 – 107.36となっています。
本日の予想集計結果では、米中貿易摩擦への警戒感が後退し円安圧力が生じるとの予想が注目される一方で、今夜の米雇用統計を見極める思惑でドル安・円高の圧力が生じる可能性も言及されていることがわかりました。
今日までの流れ：米中通商会議再開見通しと米経済指標上振れでリスクオン
昨日から今日にかけてのドル円相場は、106円台前半で東京市場がオープンした後、米中通商会議再開のニュースと昨夜の米指標の上振れを支えに、107.20円台まで円安が進んだところで今日の取引へと移っています。
まず東京市場の序盤では、前日に香港やイギリスでの地政学的リスクに対するポジティブなニュースが出たことや株高を支えとした円安展開が続きました。
106円台前半で推移していたところで、10時頃に米中協議再開のニュースが報じられ、これをさかいに円は一段安となり、レートは106円台の後半まで上昇しました。
続く欧州時間を経てNY時間に入ると、米の重要経済指標であるISM非製造業景況指数が予想上振れとなり、さらに米ADP雇用統計も予想上振れとなったことで、市場では米景気への安心感が広がり、リスクオン心理からの円安の流れが継続しました。
一時は107.20円台まで円安が進みましたが、高値圏では戻り売りに押されて107.00円前後の推移へと移行、そののち106.90円台までやや下押したところで今日の取引へと渡りました。
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今日のドル円予想：米中会談期待も買い上がる材料欠き、今夜の米雇用統計で期待つなぐか
アナリストらが注目する今日のドル円材料としては、米中貿易摩擦への懸念が後退していることでのリスクオフ巻き戻しによる円安圧力のほか、その一方で今夜の米雇用統計を見極める動きでドル安・円高の圧力が生じる可能性も材料視されています。
米中貿易摩擦懸念が後退での円安予想
米中貿易協議が再開される見通しとなったことで、米中貿易摩擦懸念が後退し、今日の地合いは円安に進みやすくなっています。
昨日に米中が10月前半に閣僚級協議を行うと認めたことで、米中貿易摩擦に関する先行き不透明感が後退し、リスクオフの巻き戻しで円安圧力が生じています。また同日には香港やイギリスでの地政学的リスクに関しても見通しが改善しており、こちらも相まってリスクオフのドル買い・円安に拍車がかかっています。
ただし、米中問題はいまだ具体的な進展を見せたとは言えない状況で、また両国の報復合戦によって互いに課せられた追加関税が近く撤廃される見通しも低いことから、こちらを材料にドルを買い上がり上値を追う展開となるかどうかは、続報を待つ必要がありそうです。
今夜の米雇用統計を見極める思惑
また一方では、今夜の米雇用統計を見極める思惑があり、発表前の上値重さや結果下振れによる円高圧力が生じる可能性も、アナリストから注目が集まっています。
前日発表されたADP雇用統計が予想を上回り19万5000人増となったことで、今夜の米雇用統計も上振れが期待されているが、ADP雇用統計と米雇用統計には、大きな相関はなく、ADP雇用統計が上振れても、必ずしも米雇用統計上振れるとは限らないことから、結果発表を見極める動きが一定数あり、積極的な売買につながらない可能性があるとの見解がありました。
この、今夜の米雇用統計を見極める思惑での円高予想と、米中貿易摩擦懸念が後退の円安予想とで、それぞれを支持するアナリストの数を比較した結果、より影響力の大きいほうが、今日の相場で材料視される可能性があります。予想数比較の結果は、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート（有料版）でご確認下さい。
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上値抵抗線への言及／米景気には支え材料も下値サポートラインへの言及、また別指標について予想も
アナリストらが注目する今日のドル円材料としては、この他にもテクニカルめどの107.46円付近を上値抵抗線とする見解や、
こうした今日の予想材料が、何人のアナリスト予想レポートから言及されているかを集計し、最も言及の多かったものを今日の重要材料として解説しているのが、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート（有料版）です。
本レポートでは、このほかにも、ドル円の動きに影響を与える様々な経済指標の発表スケジュールと、それぞれに対するアナリストの予想がタイムテーブル化され、一覧にまとめられています。今日FXトレードをお考えであれば、取引前に内容をご確認いただくことをおすすめいたします。
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