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【2月21日ドル円予想と根拠】円売り鮮明化 「有事のドル買い」と米景気の強さで
昨日20日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日21日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
昨日20日のドル円相場は、新型肺炎懸念での「有事のドル買い」 (↑) 、および、米経済指標の予想上振れ (↑) が支えとなり、安値111.10近辺から高値112.20近辺まで上昇しました。
円安鮮明化 「有事のドル買い」と米指標好調で
昨日20日、110.20近辺で東京時間オープンとなったドル円は、日本国内でも新型肺炎感染者が拡大傾向であることなどを受け、円が売られて安全通貨としての米ドルに買い(「有事のドル買い」)が集まった (↑) ことで円安が急ピッチに進行しました。
この円安の流れは夕刻以降一服となりましたが、米時間に発表された2月フィラデルフィア製造業景況指数が市場予想を大幅に上振れたことで、米景気見通しへの楽観が台頭しドル買いが再燃、レートは高値112.20近辺をつけてクローズとなりました。
こうしたなか、昨日20日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、日本国内の肺炎感染拡大による円売り観測 (↑) 、また昨夜の米経済指標上振れによる円安一段進行期待 (↑) による円安予想が掲載されており、これらが的中しました。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、肺炎懸念再燃による「有事のドル買い」動向、および、今夜の米経済指標の結果見通しが、アナリストらから材料視されています。
新型肺炎懸念で「有事のドル買い」観測
新型肺炎関連続報に関し、日本でも感染被害が拡大と報じられたほか、韓国でも100人を超えるなど、見通しの不透明感は払拭されていない状況で、市場では被害拡大の当該国である日本円を売り、安全通貨としての米ドルを買う「有事のドル買い」の流れ (↑) が強まっています。
ただ、一部では、中国の景気支援策や中国での感染拡大ペースの鈍化による見通し改善観測も浮上しており、こちらに市場の意識が向けば、「有事のドル買い」の流れが和らいで相対的に円買いが優勢となるのではないか、との円高予想 (↓) を挙げるアナリストも見られています。
新型肺炎続報を受けての今後の見通しに関し、感染拡大懸念での「有事のドル買い」継続による円安予想 (↑) と、懸念一服となりドルへの資金流入が一服しての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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今夜の米指標、流れ引き継ぎ上振れ期待強まる
今夜23:45以降には、米・2月製造業PMIやサービス部門PMI、中古住宅販売といった、ドル円レートに影響力を持つ米経済指標が発表となります。市場予想はいずれもさえないものとなっており、発表後にレートが下押す (↓) 可能性がアナリストらから指摘されています。
ただ一方では、一昨日の米・住宅着工件数や昨日のフィラデルフィア製造業景況指数が市場予想を大幅に上振れたことから、この流れを引き継いで、今日の米指標も市場予想を上振れ、ドル円の円安進行に拍車がかかる (↑) のではないか、という見解も見られています。
今夜23:45以降に順次発表となる、米・2月製造業PMIやサービス部門PMI、中古住宅販売に関し、さえない結果となっての円高予想 (↓) と、市場予想上振れ期待での円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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なお、この他にも、今週から来週にかけては重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
21日(金) 米・PMI速報値、中古住宅販売件数
24日(月) 独・IFO企業景況感
25日(火) 米・ケースシラー住宅指数、消費者信頼感
26日(水) 米・新築住宅販売件数
27日(木) 米・耐久財受注、GDP
28日(金) 米・個人消費(PCE)、ミシガン大指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが【円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
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