【4月20日ドル円予想と根拠】米経済活動再開へ期待と不安、ドル底固さ続くか

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【4月20日ドル円予想と根拠】米経済活動再開へ期待と不安、ドル底固さ続くか

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日20日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日17日のドル円相場は、米の外出制限解除ガイドライン発表による過度なリスク回避の後退 (↑) が支えとなるも、新型コロナウイルスへの警戒感が次第に意識され (↓) 、高値108.08から安値107.00の下落トレンドで推移しました。


(USD/JPY ~4月20日、15分足)

米経済活動再開へ期待で上昇も、勢い続かず

前取引日17日、107.90付近でオープンとなったドル円は、米国での外出制限解除のガイドライン発表を受け過度なリスク回避が後退 (↑) したことを支えに、国内株式市場オープン前に高値108.08に到達しました。しかし高値の維持はできず株式市場オープンとともに下落に転じ、その後は107.60 – 70の間を前後する値動きが続きました。

ロンドン時間は東京時間の値幅の範囲内の取引が続きましたが、NY時間になると、依然として新型コロナウイルス感染者数の拡大が続く中で警戒感が再燃 (↓) して下落 、安値107.00に到達しました。ただし株式市場は上昇する中で売り込まれる展開には至らず、最終的に戻しが入り107.58でクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、米国での外出規制解除ガイドライン発表による過度な悲観後退の見通し (↑) による円安 予想、またその後の、国内の緊急事態宣言拡大やNY州の外出制限延期などによる新型コロナ懸念の再燃 (↓) による円高 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、米国の外出制限解除をめぐる報道、および低迷の続く原油価格の見通しが、アナリストらから材料視されています。

米国の外出制限解除をめぐり報道交錯

トランプ米大統領は先週末、新型コロナ対策としての外出制限の解除へ至るための段階的ガイドラインを発表しました。しかしミシガンやミネソタなど民主党系の州がこれに反発し、双方の対立姿勢が明らかとなっています。また一方では、より早期の外出制限解除を求める集会も開かれるなど、外出制限解除をめぐるあつれきが市場に意識されている状況です。こうしたなか、今夜にかけて、米外出制限解除をめぐる対立への報道が重しとなって、リスク回避の円高 (↓) の流れが生じるのではないか、とのアナリスト見解が見られています。

ただ一方では、感染者が最多のNY州でも感染拡大のピークアウトの可能性が報じられるなか、このタイミングでガイドラインに沿った外出制限解除を実行に移すのが、仮死状態の経済活動を再稼働させるうえで効果的なのではないか、との見方から、今夜にかけての関連報道を受けて過度なリスク回避が巻き戻され円安圧力が発生する (↑) のではないか、との見方も浮上しています。

こうした、米の外出制限解除報道について、州知事の反発など対立の構図が意識されてのリスク回避 (↓) による円高予想と、外出制限解除への期待感を支えに過度なリスク回避が巻き戻される (↑) ことでの円安予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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低迷続く原油価格、今後の見通しに変化は

産油国感での原油減産合意がなされたにもかかわらず、いぜん原油価格は20ドル前後の低い水準で推移しており、先週15日には20ドルを一時的に割るなど、不安定な値動きが続いています。他方では、世界的な景気後退により原油の需要拡大が見込めないことも重荷となっており、今夜の報道に応じて原油価格が20ドルを明確に下抜けるなどの状況となれば、リスク回避から円高の流れ (↓) が発生するのではないか、との見方が浮上しています。

ただし、このところの原油価格は20ドルを割れると反発する展開が見られており、底値を拾おうとする動きも続いています。そのため原油価格は20ドル付近で底堅さが示されており、ここを損ねに今夜にかけて原油価格が反転、それを支えにリスクオンとなり円安推移となる (↑) のではないか、 との見方も出ています。

低水準の推移が続く原油価格に関し、節目の20ドルを明確に下抜けることでのリスク回避による円高予想 (↓) と、20ドル台を底値として今夜にかけ反発しリスクオンとなっての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

21日(火) 米・3月中古住宅販売件数
22日(水) 米・2月住宅価格指数
23日(木) 米・前週分新規失業保険申請件数、4月製造業購買担当者景気指数、3月新築住宅販売件数
24日(金) 米・3月耐久財受注、4月ミシガン大学消費者態度指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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