【4月27日ドル円予想と根拠】米経済再開期待や日銀緩和に好感、市場心理改善か

※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。

【4月27日ドル円予想と根拠】米の経済再開や日本の追加金融緩和へ期待、市場心理改善か

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日27日のドル円相場予想を行います。

スポンサードリンク

今日までの市況 ダイジェスト

前取引日24日のドル円相場は、日中には日銀の追加金融緩和措置への期待感が支え (↑) となったものの、夜間の米・3月耐久財受注が市場予想を大幅に下回る結果 (↓) となったことで下値を拡大、高値107.76から安値107.36の小幅な下落トレンドで推移しました。


(USD/JPY ~4月27日、15分足)

日銀追加緩和へ期待も、米耐久財受注が悪化で円高

前取引日24日のドル円は、前日23日に報じられた日銀による追加緩和検討への期待感が継続 (↑) する中で 円安地合が続き、早朝に高値107.76に到達しました。しかしその後は上げ一巡の商状となり、夕刻までは107.50から107.70円台の狭い値幅での取引が継続しました。

さらにNY時間になると、21:30に発表された米・3月耐久財受注が市場予想を下回る結果となりドル売りが加速 、その後も緩やかな下落が続き、取引終了直前には安値107.36をつけた後、若干戻した107.52でクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、日銀の追加金融緩和措置への期待感 (↑) による円安 予想、またその後の、米・3月耐久財受注など指標への悪化懸念 (↓) による円高 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

↓↓↓
「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」詳細はこちら

今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、新型コロナウイルス問題の動向、および日銀政策決定会合の市場の受け止め方が、アナリストらから材料視されています。

米など経済再開への期待感と感染拡大懸念が綱引き

今週にかけ、米国および欧州では、新型コロナ感染拡大を受けて実施していた外出規制の解除が検討されるなど、経済再稼働を視野に入れた動きが報じられています。これにより、コロナ禍により世界中で停滞していた経済活動が再開されるとの期待感が出て、今夜にかけリスクオン的なドル買い上が強まる (↑) のではないか、との見方が出ています。

しかし一方では、新型コロナによる死者数が20万人を超えるなど、感染拡大問題に具体的な収束の兆しが見えているわけではないことから、今夜にかけての関連続報で、外出規制解除による経済活動再開への期待感が払拭され、巻き戻しの円高圧力が強まる (↓) のではないか、という見解も見られている状況です。

こうした、新型コロナ関連報道に対する市場の反応について、前向きな見通しの強まりから経済活動再開への期待感が進むとしての円安予想 (↑) と、感染拡大がいぜん継続していることが意識されての期待感払拭による円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

↓↓↓
「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」詳細はこちら

日銀追加緩和決定ならリスク回避巻き戻され円安地合か

本日開催となる日銀の政策決定会合では、追加金融緩和措置として無期限の国債購入を行い潤沢な資金供給にのぞむことが決定される見通しです。このことにより、国内の経済活動に対して高まっていた懸念が和らぎ、リスク回避の動きが巻き戻されての円安圧力が高まる (↑) のではないか、とのアナリスト見解が出ています。

ただ一方では、欧州などではすでに複数の大規模な経済対策が組み合わされて実施に移されていることから、そちらに比べると今回の日銀の緩和措置は後手に回っている、との認識が、今日の報道を受けてかえって強まり、今後のさらなる追加緩和への要望が高まるかたちとなって、リスクオン抑制による円高圧力 (↓) が、今夜にかけて発生する、との見方も浮上しています。

本日の日銀政策決定会合に関し、追加金融緩和の実施決定でリスクオフが巻き戻されての円安予想 (↑) と、本日の報道をきっかけに日本の金融緩和が後手に回っているとの認識が強まっての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

↓↓↓
「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」詳細はこちら

なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

27(月) 日・日銀政策決定会合
28日(火) 米・4月消費者信頼感指数
29日(水) 米・1-3月期四半期実績国内総生産、FOMC政策金利発表
30日(木) 米・3月個人消費支出、新規失業保険申請件数
5月1日(金) 米・ISM製造業景況指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

↓↓↓

 

おすすめ記事

米国10年国債利回り・ドル円相関チャート

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください