【今日27日のドル円】約4か月ぶり安値 米が中国スパイ容疑者拘束、対立激化懸念
今日27日のドル円 見通し
今日27日日中のドル円相場は、米国でのコロナウイルス感染拡大などを重荷に、一時は105.40円台と四か月ぶりの円高圏で推移しています。
材料と方向感
前取引日24日のドル円相場は、米雇用指標の悪化にともなう米景気見通しの不透明感 (↓) や、米による中国領事館閉鎖を経て両国の対立激化懸念が深まったこと (↓) を重荷に円高が強まり、一時は今年3月以来のサポートであった106.00近辺を明確に下抜けた水準まで下落しました。(前取引日レンジ:高値106.91 – 安値105.68)
今日27日のドル円に関しては、両国が領事館閉鎖に踏み切るなど緊張の高まっている米中関係見通しや、今夜の米・6月耐久財受注の見通しが、取引にあたって注目されそうです。
先週末の米国による中国総領事館閉鎖に続き、今週にかけては中国側も米領事館を閉鎖、さらには中国のスパイとみられる人物を米国側が拘束するなど、両国の対立は「新冷戦」と称されるほど緊迫感を高めています。今日27日のNY時間には追加の関連報道が出るとみられ、こちらが重荷として意識されたた取引となりそうです。
また、今夜NY時間に発表予定の米・6月耐久財受注も、今日のドル円材料として注目されています。現在のところの市場予想は前回値よりも悪化となっており、発表時間の前後でこちらの結果を意識した取引が強まりそうです。
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今日27日のドル円 トレード目安
今日27日の支持抵抗ライン
今日27日のFXトレードでは、上値方向では心理的節目の106.00のほか、このさらに上ではピボットR1(106.80)などが意識されそうです。また今日のレートが先週安値105.68を下抜けた場合は、この水準がレジサポ転換して上値抵抗線として意識されそうです。
下値方向では、ピボットS1(105.58)、3月16日安値(105.15)、心理的節目105.00近辺などが強く意識されそうです。
また、市場のアナリストらは、次の水準に注目しており、今日27日はこれらのテクニカル節目を意識した値動きが見られそうです。
上値メド:一目均衡表基準線、5日移動平均、ピボットR1、先週末安値(下抜けの場合) など
下値メド:ピボットS1、ピボットS2、心理的節目105.00、LBOP など
こうした節目水準の具体的な解説は、「投資の森 ドル円FXレポート(有料版)」にてご確認ください。
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週後半の経済イベント
今日27日に予定されている経済イベントは、下記のようなものがあります。
27日(月)
21:30 米・6月耐久受注28日(火)
22:00 米・5月ケース・シラー米住宅価格指数
23:00 7月消費者信頼感指数29日(水)
20:00 米・MBA住宅ローン申請指数
27:00 FOMC後の政策金利発表及びFRB議長会見30日(木)
21:30 米・4~6月期四半期実質国内総生産(GDP)
21:30 新規失業保険申請件数31日(金)
21:30 米・6月個人消費支出(PCEコア)
23:00 7月ミシガン大学消費者態度指数
こうした経済イベントのうち、特に重要なものの市場予想と影響見通しは、「投資の森 ドル円FXレポート(有料版)」にてご確認いただけます。
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