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株(株式)とは何か/投資初心者のための基礎知識

私たち個人にとって、株とは、利益を得て資産を増やすための手段です。

今では、多くの人が株取引を行い、個人投資家として利益を出して、資産を増やしています。
しかし、いざ「自分も株を始めよう」と思っても、そもそも株とは何か、すでにわかっている人は、意外と少ないものです。

この記事では、投資初心者の方へそもそも株とは何か、どうすれば株で利益を出せるか、誰にでもわかるように解説します。

株とは

株とは、正式には「株式」といいます。

株式とは、「株式会社」の株式のことです。
世の中に株式会社が生まれると、株式(株)も同時に生まれます。
私たちが売ったり買ったりする株式はすべて、どこかの株式会社が発行したものです。

株式は、株式市場でやりとりされる

ある株式を欲しいと思っても、あなたが株式会社から直接買えるわけではありません。

あなたの代理人の役目を果たす証券会社が、あなたの買いの希望をもとに、証券取引所で、その株を代わりに買ってくれます。もちろん、売りのときも同じです。

それによって、あなたは、買った株を手に入れたり、株を売ったお金を手に入れたりできます。
この際、証券会社に対し、売買をしてもらった手数料を支払う必要があります。

このような、株を売り買いするあなた(投資家)と、仲立ちをしてくれる証券会社、そして株の取り引きが行われる場である証券取引所の、三者間でやり取りされる株式取引の流れ全体が、「株式市場」と呼ばれます。

「株を買う」とは「権利を買う」こと

株を買うとは、「権利を買う」ことだと思ってよいでしょう。

株を買った人には、当然、その株を売る権利が手に入ります。
株を発行した株式会社から出る配当金をもらう権利も手に入ります。
発行会社の株主総会に出る権利も、手に入ります。

株を買うことで、こうした権利を手に入れ、利益につなげようとすることが、株を買うということだ、と言えます。

株は株券で管理される。

株式を買った人や、所有する株の数を管理するために、株券というものがあります。

株を買う、というと、紙に印刷された「株券」を自宅の金庫にしまう、といったイメージがある方もいるでしょう。
しかし現在は、株式取引は電子化され、一般に紙の株券がやり取りされることはなくなり、「株券」という言葉自体もあまり見掛けなくなりました。

なお、株券のような、財産の所有権や付随義務を示す(紙もしくは電子的な)
文書を、有価証券、もしくは証券と呼びます。株を売り買いする場が「証券取引所」と呼ばれるのは、そのためです。

株と投資家

株の取引をする人や会社のことを、株式投資家、あるいは単に「投資家」と呼びます。

投資家と聞くとなんだか立派ですが、実際は「投資をする人」くらいの意味で、なんらかの専門職だとか、一定以上の利益を出せている人とか、そういう特別な意味はありません。

そのため、「投資家になるための試験」とか「投資家資格」とかいったものも、存在しません。わたしも、あなたも、株を買った瞬間(あるいは売った瞬間)から、投資家と呼ばれることになります。

個人投資家と機関投資家

投資家は、大きくは二つに分けられます。個人投資家と機関投資家です。

個人投資家は、私たちのような個人が株取引を行った場合をいいます。
先ほど述べたように、個人投資家になるには、資格や試験は一切必要ありません。しかるべき手順を経て株を買った(売った)人は、みな個人投資家です。

機関投資家は、銀行や証券会社などが、大量な資金を使って投資運用を行った場合をいいます。

「投資家」と「株主」の違い

「投資家」と似た言葉として「株主」というものがあります。

「株主」は、とくに株式の発行会社から見た場合には「自社の株を買ってくれた人」というニュアンスがあります。すでに自社株を保有している人への連絡には「株主様へ」と書き、まだ自社株を買っていない人に対しては「投資家様へ」と書く、といったイメージでしょうか。

特定の発行会社の株を持っている人という意味合いで「株主」、何かしらの株の取り引きを行っている人という意味合いで「投資家」を使う、という程度の区別と言えます。広い意味では、どちらも似たようなものです。

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株で得られる利益

冒頭で「株は利益を得るための手段である」と書きました。

株で得られる利益は、金銭の場合もあれば、そうでない場合もあります。株式によって得られる利益のうち代表的なものを説明します。

株の「売買差額」で得られる利益(キャピタルゲイン)

株の値段(株価)はつねに動いており、安い時に購入して、値段が高くなった時に売れば、その差額を利益として得ることができます。たとえば、5,000円の時に買った株を10,000円になった時に売れば、差額の5,000円が利益として手に入りますね。

株価はランダムに動くと考えられており、売買差額で利益を得るには、「どの株を・いつ・いくらで買うか」が重要です。これには様々な理論も存在し、やり方次第では、安定的に利益を生み出していくことも可能です。

なお、こうした株価変動による利益は、証券用語では「キャピタルゲイン」といいます。
キャピタル(capital)とは「資本」あるいは「元手」のことです。ゲイン(gain)は利益のことです。元手が大きくなって出た利益だから、キャピタルゲインと呼ばれます。

株の「配当金」で得られる利益(インカムゲイン)

株式の発行企業が、事業で利益を出した際に、その一部を株主へ分配(還元)することがあります。これは配当金と呼ばれます。

配当金は、「1株につき〇〇円」といった決め方で、株主に分配されます。たとえば10,000円の株ひとつにつき年100円(=年間利回り1%)の配当が分配されるとすると、100株持っている人には100円×100株で10,000円、1,000株なら100,000円の配当が支払われます。

配当金は、すべての株銘柄で出るわけではありませんが、予想される配当利回りは、証券会社のホームページなどに掲載された個別銘柄情報に書いてあります。

こうした利益は、証券用語では「インカムゲイン」といいます。企業が出した収入(=インカム)が分配されることで得られる利益(=ゲイン)だから、インカムゲインです。

「株主優待」で得られる利益

株主に対して、金銭ではなく、その発行会社ごとの商品やサービスを送付してくれるところもあります。これを「株主優待」といいます。

自社商品の購入・割引に使える「優待券」をくれるところもあれば、お米やら洗剤やらといった商品そのものをくれるところもあります。たいていは「100株以上で5,000円程度ぶん」とか「1,000株以上で10,000円程度ぶん」とかいった、株数ごとの単位をもうけています。

株主優待は目に見える楽しさがあり、こちらをめあてに株主となる人も少なくありません。こちらも、配当金と同じ「キャピタルゲイン」に区別されます。株主優待を実施しているのは上場企業のうち3~4割と言われます。

「株主総会」で得られる利益

特定銘柄の株を一定数以上保有していれば、その発行会社の株主総会に出席することもできます。

株主総会に参加するメリットは、会社の事業経営に対して影響力を行使できたり、あるいは株主が得られる利益の改善(たとえば、配当金の増額要求や、取締役選任要求など)をはかることもできます。

一定数以上の株主になったら必ず株主総会に参加しなければならない、というわけではありません。とはいえ、株主総会の参加株主に対しお土産を用意する会社は多くあり、それめあてでの参加者も少なくありません。
お土産あ、自社商品のこともあれば、銘菓、商品券、図書カードといった場合など、内容は様々です。概して数千円程度のギフトが手に入るイメージでしょうか。

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利益の確度を高めるのが「株式投資」である

私たち個人投資家は、利益を得るために株を運用します。

とくに、生活費、教育費、老後資金といった目的のためにお金を増やしたい場合は、上記で紹介したなかでも、売買差額によって得られる金銭的利益、ないし配当金に注目することがきわめて重要になります。

これらの利益は、どんな場合でも確実に得られる利益ではありませんが、方法によっては、利益を出す確度を大幅に向上させることができます。逆に言えば、そうして利益を出す確度を高めて株式を運用することが「投資」なのだ、とも考えられます。

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