ドル円レンジ予想平均値
109.87 – 110.76(7社平均)
今日の材料
※影響度30以上もしくは-30以下は、アナリスト言及が多く信憑性が高いと言えます。
今日の各社予想 解説
概要
米の10日対中関税引き上げに警戒感強まりリスクオフが進行。一方では両国協議での事態好転期待が残るほか110.00円前後で底堅さ期待も、ドル売り・円買いが先行しそうとの見立て。
各社アナリスト予想レンジの平均は、最安値109.87円、最高値110.76円。
支えと重し
【支え】
今日の各社アナリスト予想を見渡すと、
目下警戒される米中対立問題につき、9日・10日の両国協議で事態が好転するとの見立てのほか、節目110.00円で底堅さを示すとの見解が、支えとして複数挙がっていました。
このほか、
このところ米で発表される経済指標の強さから米景気に底堅さを期待できるとの声も見られ、こちらがドル円レートの支えとなる、との見方が見られました。
【重し】
ただ、
米ライトハイザー通商代表部代表による対中関税引き上げへの言及もあって10日期限の米による対中関税強化に警戒感は強まっており、リスクオフの流れが強まっている、との声が多勢を占めました。
また、
日米で進む株安が円高圧力となるとの声や、市場の弱気で米FRBが緩和強化に至るのではとの見立て、さらに日米通商交渉の行き詰まりなども重荷にレートが110円を割り込み下値を拡大する、との声も挙がっていました。
最高値と最安値の根拠
【最高値根拠】
米中関税戦争への警戒感が高まるなかリスクオフが進み111円載せの見込みは薄いとの見方が大勢となり、予想平均値の上限は 110.76 となっています。
【最安値根拠】
一方、110円割り込みで下値拡大との見解がありつつも、110.00円前後で底堅さを示すとの見解がそれを上回っており、110円を大きく下離れるという見通しがさして多くなかったことから、予想平均値の下限は 109.87 となっています。
今日・明日のレート変動イベント タイムテーブル
8日(水)
9日(木)
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