【9月19日 ドル円予想と根拠】FOMC通過で円安圧力も、日銀緩和期待後退で円高警戒感が急浮上

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【9月19日 ドル円予想と根拠】FOMC通過で円安圧力も、日銀緩和期待後退で円高警戒感が急浮上

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今日9月19日のレンジ予想と根拠 サマリー

今日のドル円レンジにつき、アナリスト7名の予想を集計した結果、今日の予想平均値は108.01 – 108.89となっています。

今日の集計結果では、米利下げ見通し後退にで円安期待が出ているものの、一方では日銀緩和見通しの後退により円安圧力が抑制され円高圧力がかかる、との予想も複数から出ている状況です。

今日までの流れ:FOMC通過で円安強まるも、日銀緩和見通し受け一時円高急伸

昨日から今日にかけてのドル円相場は、FOMC会見後に円安が進み高値108.47円をつけたものの、東京市場午前に突如ドル売りが強まり、一時107.99円まで円高に戻しています。


(USD/JPY ~9月19日、1時間足)

きのう日中はFOMCを控えて動意を欠き、108.20円周辺で推移したものの、その後NY時間のFOMCでは、事前予想通りの0.25%利下げ発表を経て、続くパウエル会見で追加利下げの示唆がなかったことからハト派観測が後退、米金利先安感が後退してドル高円安となりました。

また、さらに同会見では「今後景気懸念には柔軟に対応」との発言もあり米株が上昇、これにより市場心理が改善してドルは全面高となり、108.40円台で今日の取引へと渡りました。

なお、昨夜のアナリスト予想を集計した結果としては、FOMCにてFRBのハト派姿勢が後退とのの見通しに注目するアナリストが多勢となり、円安予想が優勢であったことが、昨日配信のドル円アナリストまとめレポート(有料版)で指摘されており、昨日はこれらの予想が的中したかたちとなりました。

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今日のドル円予想:米利下げ見通し後退で円安も、日銀緩和期待後退で円高警戒感

今日19日、アナリストらが注目する今日のドル円材料では、FOMCを経た米利下げ見通し後退にで円安期待が出ているものの、一方では日銀緩和見通しの後退により円安圧力が抑制され、円高圧力が優勢となる、との予想も出ています。

FOMCのパウエル会見でリスクオン心理強まる

昨日のFOMCでは、事前予想どおりの0.25%利下げ決定の一方、声明文発表では「米経済は緩やかに拡大」としたうえで、政策金利見通し(ドットチャート)は2020年末まで据え置き、さらにそれ以降は利上げすら予想されるとし、市場期待よりもハト派色が後退したことでドル買い・円安が強まりました。

一方で、緩和期待をくじかれたかたちとなった米株市場では一時失望売りが出ましたが、その後パウエル議長が「状況次第で追加緩和ありえる」と発言し市場期待を下支え、結局米株も上昇に転じ、市場心理は強気方向を維持することとなりました。

このような状況で、市場ではリスクオン姿勢が維持されており、今日の相場でも円安圧力が勝る、というのが、これらアナリストの見解と言えます。

日銀緩和期待後退を端緒に円高警戒感

一方では、日銀緩和見通しの後退により円安圧力が抑制され、円高圧力が強まる、との予想も、複数のアナリストから言及されています。

今日は日本時間午後に日銀政策決定会合の結果発表が行われますが、物価上昇の見通しが立たない中でマイナス金利深掘の可能性も取沙汰されていた一方で、このところの為替や株価は比較的安定してきており、特にいま緩和強化に動く特別な理由はないとの見方が出ています。

このことから、今日の相場では円安圧力が抑制され、円高の流れが出てくる、というのが、これらアナリストの見解と言えます。

実際のところ、本日東京時間のドル円レートは、昨日の高値圏108.40円台から一時107.99円まで急落しています。これを日銀発表を控えての動きと見る向きもあり、さらに日銀発表を経た今夜NY時間、市場参加者の増加とともに、ストップロスも巻き込んで円一段高となる可能性もあります。

このような、FOMCを経た米利下げ見通し後退による円安予想と、日銀緩和見通し後退による円高予想で、それぞれを支持するアナリストの内訳を比較した結果、より影響力の大きいものが、今日の相場で材料視される可能性があります。予想数比較の結果は、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)でご確認下さい。

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今夜の米・失業保険申請件数にも強い感心、アナリストらの見方は

アナリストらが注目する今日のドル円材料としては、この他にも、重要経済指標となる今夜21時半の米・失業保険申請件数23時の米・中古住宅販売件数があり、こちらの結果発表とともにレートに影響が出る可能性などが材料視されています。

こうした今日の予想材料が、何人のアナリスト予想レポートから言及されているかを集計し、最も言及の多かったものを今日の重要材料として解説しているのが、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)です。

本レポートでは、このほかにも、ドル円の動きに影響を与える様々な経済指標の発表スケジュールと、それぞれに対するアナリストの予想がタイムテーブル化され、一覧にまとめられています。今日FXトレードをお考えであれば、取引前に内容をご確認いただくことをおすすめいたします。

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