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【11月19日 ドル円予想と根拠】報道で米中期待に冷水も、一部アナリストは反発予想を維持
今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日19日(月)のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
昨日18日(月)のドル円相場は、日中は米中合意期待と米株高が買いを支え高値109.07円まで上昇したものの、NY時間に米中合意へ悲観的報道が出たことで市場心理が悪化し、安値108.51円まで反落しました。
(USD/JPY ~11月19日、15分足)
米中期待買いも節目109.00円付近で反落
昨日18日、東京時間に108.71円でオープンしたドル円は、先週末のヘッドラインによる米中合意期待の上昇 (↑) 、またそれによる米株の史上最高値更新 (↑) によるリスクオン心理を支えに、高値109.07円まで上昇しました。
しかしNY時間になると、先週のトランプ発言をきっかけとした中国側で合意へ悲観的な見方が浮上 (↓) と報じられ、米中交渉の不透明感の強まりからレートが急落、安値108.51円をつけたのち、そのまま下値圏でクローズしました。
なお、昨日市場に出ていたFXアナリスト予想を見渡したところ、米中期待 (↑) と米株高 (↑) による円安予想と、上値圏で109.00円付近が上値を抑える (↓) との予想がとくに注目されていた、との内容が、昨日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版に掲載されており、こちらが的中する結果となっています。
今日のドル円予想と主要材料
今日19日(火)の市場に出ているFXアナリスト予想を見渡すと、米中交渉に関する今夜の動向についての予想が注目されているほか、今晩の米・10月住宅着工件数の結果見通しも材料視されています。
米中見通し不透明化へ警戒感
米中通商交渉につき、先週末には合意期待が膨らんでいた (↑) ものの、昨日にはヘッドラインに反応して見通し悪化 (↓) となり、この流れに合わせてドル円レートは上下に振らされています。
ただ、米中問題は見通し改善と見通し悪化が交互に起こる可能性が高い、と主張するアナリストが複数見られています。というのも、米中は互いの主張を通すための「駆け引き」を行っており、一時的に悪材料が出ても、結局どちらかが妥協して、合意へ向け前進する流れは変わらない、と考えられるためです。
そのため、今日に関しても、見通し悪化で円高の流れが続くとの予想がある一方で、売り一巡後には再び合意期待が高まり反発する、とのアナリスト予想も出ています。米中交渉を材料とした今夜の反発予想 (↑) と下落予想 (↓) で、どちらのアナリスト予想が多いかを集計した結果は、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてお読みいただけます。
今夜は米・住宅着工件数が発表
また、今夜22時半に発表となる米・10月住宅着工件数の結果見通しも、ドル円相場の材料としてアナリストらから注目されています。
こちらは、米にて一ヶ月内に建設された新築住宅の個数を発表する指標で、米景気の強さを示す重要指標です。こちらが上振れとなれば円安圧力、下振れなら円高圧力となります。
こちらに関する今日のアナリストらの予想を見渡すと、結果に上振れ期待 (↑) が出ているとする見方と、下振れ懸念 (↓) が強いとする見方で、予想が割れている状況です。
こちらの発表時刻に、結果がどちらかへ振れれば、それまでのレートの動きに関わらず、一時的に円安円高どちらかへ動く可能性があります。とくに予想勝率の高いアナリストが支持しているのが上振れ予想であるか下振れ予想であるかは、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認いただけます。
今後の経済イベント見通し
このほかにも、今後数日は、重要な経済指標発表や経済イベントが多く控えています。これらも、結果が景気見通し改善につながれば円安、悪化なら円高の可能性があり、ドル円材料として市場から関心が注がれています。
19日(火) 米・住宅着工件数、建設許可件数
20日(水) 米・MBA住宅ローン指数、FOMC議事要旨公開
21日(木) 欧・ECB理事会、米・中古住宅販売
22日(金) 米・製造業購買担当者景気指数(PMI)、ミシガン大指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。
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