【11月18日 ドル円予想と根拠】米中合意期待なお上昇/今夜米NAHB指数が発表へ

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【11月18日 ドル円予想と根拠】米中合意期待なお上昇/今夜米NAHB指数が発表へ

今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日18日(月)のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

先週末15日(金)のドル円相場は、米中通商交渉が第一段階通商合意へ向け前進との報道を受け、安値108.36円から高値108.86円まで上昇しました。


(USD/JPY ~11月18日、15分足)

米中期待が一段と強まるも米指標が冷水

先週末、東京時間に108.50円付近でオープンしたドル円は、米株の堅調な推移を背景とした日経平均の上昇(↑)を支えにドル買いが続き108.60円まで上昇(↑)、さらにロンドン時間には米高官が米中合意近いとの見方(↑)を示したことで108.77円まで上昇(↑)しました。

NY時間になり、まず発表された米小売売上高はまちまちの結果で市場の反応は限定されたものの、その後米・NY連銀製造業景気指数や米・鉱工業生産が予想下振れ(↓)となってレートも108.60円台まで下落しました。ただ米中協議への期待感は継続(↑)で間もなく反発し、108.80円付近まで戻した(↑)ところでクローズとなりました。

なお、先週末に出ていたFXアナリスト予想を集計した結果では、米中交渉進展期待と米株高によるリスクオン地合い(↑)での円安予想、またその中で米・NY製造業指数など米指標の下振れ(↓)により円高圧力が発生するとの予想が注目されていたことが、先週末配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版で指摘されており、こちらが的中しています。

今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場では、米中期待が続き米株が史上最高値を更新した一方で、香港の混乱が米中交渉進展に水を差す可能性があること、また米金利見通しに関して今夜発表の米NAHB住宅市場指数に注目が集まっていることが、アナリストらの予想集計結果により、判明しています。

米中合意期待へ香港情勢混乱が重し

一時は停滞していると見られていた米中通商交渉ですが、先週末には米クドローNEC委員長らから「第一段階合意が近い」と前向きな発言(↑)が出たことが伝わっており、懸念後退で米株が引き続き史上最高値(↑)を更新、ドル円もこちらを支えに堅調な展開が続いています。

ただ、混乱の深まる香港情勢に関し、米からは中国が軍事介入すれば香港の経済特区指定を取り消す(↓)との意向も示唆されており、こちらが米中交渉進展期待の重し(↓)となる可能性が、アナリストらにより指摘されています。

米中合意への期待感継続(↑)による円安予想と、香港をめぐる米中対立懸念(↓)による円高予想で、アナリストらの今日の予想はどちらが多いかを集計した結果は、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認ください。

米利下げ休止観測と今夜のNAHB住宅指数

また、先日のパウエルFRB議長による議会証言で、米利下げが当面休止されるとの見解が示されたこともドル買いの支えとなっているなか、今夜24時発表の米NAHB住宅指数も注目されていることが、今日のアナリストらの予想からわかっています。

FRBは今年3度の利下げを行っていますが、これらは「予防的」なものであり、今現在の実体経済の下振れ懸念を示すものではないとして、今後は利下げを休止(↑)する意向である、とパウエル議長は示しました。

しかし市場は米経済指標の下振れに常に身構えている状況で、もし今夜の注目指標である米NAHB住宅指数が予想大幅下振れ(↓)となれば、米利下げ確率が強まりドル売りが強まる(↓)可能性があります。

今夜の米NAHB住宅指数の結果予想を踏まえた米金利見通しと、それに基づいた今日のドル円予想は、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認ください。

来週にかけての経済イベント見通し

このほかにも、今週かは、重要な経済指標発表や経済イベントが多く控えています。これらも、結果が景気見通し改善につながれば米利下げ観測後退で円安、悪化なら米利下げ観測増で円高の可能性が強まるため、ドル円材料として市場から強い関心が注がれています。

18日(月) 米・NAHB住宅市場指数、対米証券投資
19日(火) 米・住宅着工件数、建設許可件数
20日(水) 米・MBA住宅ローン指数、FOMC議事要旨公開
21日(木) 欧・ECB理事会、米・中古住宅販売
22日(金) 米・製造業購買担当者景気指数(PMI)、ミシガン大指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

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