【11月26日 ドル円予想と根拠】米中両サイドから交渉進展報道、今夜の米新築住宅も円安支えか

※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。

【11月26日 ドル円予想と根拠】米中両サイドから交渉進展報道、今夜の米新築住宅も円安支えか

今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日26日(月)のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

昨日25日(月)のドル円相場は、「米中第一段階合意近い」との中国紙報道や、米株三指数の堅調な展開を支えに、安値108.69から高値108.98まで上昇しました。


(USD/JPY ~11月26日、15分足)

米中交渉へ好報道、堅調な株価も支え

昨日25日、東京時間に108.70でオープンしたドル円は、先週末から今週頭にかけて「米中第一段階合意近い」「中国が(米の交渉要諦である)知財権侵害への罰則を強化」などの報道が続き、米中合意へ着実な進展が見られるとの解釈 (↑) が台頭したことでドル買いが先行、日中から夕刻にかけて堅調に推移しました。

さらにNY時間には、米中期待でのリスクオンから米株主要三指数(ダウ、S&P、NASDAQ)が上昇 (↑) するなかでドル買いも継続しました。109.00が近づくにつれ厚い売り注文に上伸を阻まれたものの、けっきょく高値108.98をつけたのち強含みのままクローズしました。

なお、きのう配信されたドル円アナリスト予想レポート有料版では、米中第一段階合意への前進観測 (↑) 米株価上昇によるリスクオン心理の台頭 (↑) による円安予想が出ていたことが掲載されており、こちらが的中する結果となっています。

ドル円アナリスト予想まとめレポート有料版はこちら

今日のドル円予想と主要材料

今日26日(月)、市場に出ているFXアナリスト予想を見渡すと、米中関連の最新報道や、今夜の米・新築住宅販売件数に関する見通しが、今日のドル円レートの材料として注目されています。

進展報道続く米中交渉、期待継続で円安上伸か

先週末からきのうにかけ、市場では米中通商交渉に関する前向きな報道が続いています。

中国の一部メディアからは「米中第一段階合意近い」と報じられたほか、政府に近い専門家筋からも、さらに「第二段階・第三段階の合意へ向け政府が協議継続へ努力する」との発言があったことが報じられ、市場は同交渉が着実に進展しているとの認識 (↑) を強め、ドル買いの圧力が高まっている状況です。

ただ一方では、米国は中国による香港弾圧懸念に関して「香港人権民主主義法案」を議会通過させており、こちらにトランプ米大統領が署名すれば中国の反発は必至 (↓) との見方があります。また駆け引きを続ける米トランプ大統領が、この見通し改善の局面でふたたび強硬姿勢をとり要求を通そうとする可能性 (↓) も警戒されています。

今夜NY時間には次の動きが出ると思われる米中問題に関し、第一段階合意への進展継続 (↑) による円安予想と、香港情勢やトランプリスクへの警戒感 (↓) による円高予想で、今日はどちらのアナリスト予想が優勢であるか、その集計結果は本日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版でご確認ください。

今夜の米・10月新築住宅販売件数に上振れ期待、アナリストの見方は

また、今夜NY時間には米・10月新築住宅販売件数の発表が予定されており、こちらの結果もドル円の材料としてたかい関心を集めています。

米で販売された新築住宅の件数を集計したこちらの経済指標は、米景気の強さをはかるうえで重要なバロメーターとみなされており、こちらの発表と同時に、ドル円レートは、それまでの推移に関わらず円高ないし円安へ振れる可能性が高くなります。

つい先ごろまでは様々な米指標の下振れが目立ち、米景気見通しの悪化へとつながっていたものの、最近になって、米指標は底固さを取り戻しており、引き続き今日の米新築住宅件数も上振れれば、発表時間をさかいに円安が強まるとの観測が出ている状況です。

今夜24時に発表となる米新築住宅件数の結果予想について、上振れによる円安予想と、冴えない結果になることでの円高予想で、アナリストらが支持する予想がどちらであるかは、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認ください。

今後の経済イベント見通し

このほか今週は、重要な経済指標発表や経済イベントが多く控えています。これらも、結果が景気見通し改善につながれば円安、悪化なら円高の可能性があり、ドル円材料として市場から関心が注がれています。

26日(火) 米・パウエルFRB議長発言、新築住宅販売件数
27日(水) 米・GDP、米・PCEコアデフレーター
28日(木) 欧・消費者信頼感、独・消費者物価指数(CPI)
29日(金) 欧・消費者物価指数(HICP)、10月失業率

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

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