【9日ドル円予想】ドル売り一巡と米景気期待でリスクオンに拍車、円安地合いか

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【9日ドル円予想】ドル売り一巡と米景気期待でリスクオンに拍車、円安地合いか

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日9日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日8日のドル円相場は、新型コロナウイルス感染第二波が重し (↓) となる中で、香港問題をめぐる米の対中制裁報道での米中対立懸念 (↓) もリスク回避につながり、高値107.71から安値107.20の下落トレンドで推移しました。


(USD/JPY ~7月9日、15分足)

コロナ「第二波」拡大と香港問題でリスク回避に拍車

前取引日8日、107.51円でオープンとなったドル円は、ひとまずは方向感のないまま、東京時間早々に昨日の高値水準でもある高値107.71円に到達しましたが、東京でコロナ新規感染者数が連日100人を超え感染拡大「第二波」が強い懸念を呼んでいる (↓) ことがリスク回避につながり、東京時間後半にはオープン価格107.51円を割り込みました。

さらにNY時間になると、米政権が香港国家安全法の施行をめぐり対立する中国へ打撃を与える目的で、香港ドルの米ドル連動(ドルペッグ)制度を弱め、香港ドルの安定性を毀損する案を検討している、と報じられ、米中関係悪化への懸念が強まったことでリスク回避の円高に拍車がかかり (↓) 、安値107.20円まで下落、最終的には若干戻してクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、新型コロナウイルス感染拡大第二波への懸念 (↓) や、中国の香港国家安全法施行による米中関係悪化懸念 (↓) を重しとした円高予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、ドル資金確保の巻き戻しによるドル安観測、および今夜の米失業保険申請件数などの結果見通しが、アナリストらから材料視されています。

リスクオンのなかでドル高観測強まる

今日にかけての米国では、米景気回復を先取りするかたちでの米株高の一方、昨日8日には米ドル安の展開となっており、先月までのリスク回避の流れにより生じていた「有事のドル買い」が、このところのリスクオン地合いで一巡し、巻き戻されドルが売られている可能性が指摘されています。このため、今夜NY時間にかけてリスクオンが続くことで、「有事のドル買い」の巻き戻しが継続しドル安が進む (↓) のではないか、との見方が出ています。

ただ一方で、リスクオン地合いで米株は上昇にもかかわらず同じ米国資産の米ドルは売られ下落、という昨日NY時間のようなの動きは、あくまで一時的なものにすぎない、との見方も出ています。このため、今夜NY時間にかけては、ドル売りが一巡するとともに、株価の底堅い展開に合わせドル高の流れへと回帰する (↑) 、との見解も浮上しています。

こうした、リスクオン地合いにもかかわらず米ドルが売られた昨日8日の展開に関し、「有事のドル買い」巻き戻しでのドル売りが継続することによる円高予想 (↓) と、ドル売り一巡ののちリスクオンのドル買いへ回帰することによる円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜の米・失業保険申請件数などには底堅さ期待

今夜米国では、21:30に米・失業保険申請件数など、23:00には5月卸売在庫・売上高と、ドル円レートに影響の強い米経済指標が順次発表されます。

なお、今月初頭に発表された米・雇用統計は良好な結果であったことから、同じく雇用関連の指標である今夜の米・失業保険申請件数や、その他の関連指標も上振れとなり、こちらの発表後にレートが円安に振れる (↑) 、との見方が出ています。

ただし一方では、米・失業保険申請件数の前回発表値は市場予想よりも悪い結果となっていたことから、月初の米・雇用統計の改善とは別の流れで、今夜の米・失業保険申請件数やその他の指標も、前回の米・失業保険申請件数と同様に下振れる、との見解も見られています。このため、今夜NY時間には、指標結果の発表とともにリスク回避の円高が進む (↓) 、との見方が浮上しています。

今夜21:30から順次発表となる米・失業保険申請件数など米指標に関し、米・雇用統計の流れを引き継ぎ上振れとなっての円安予想 (↑) と、前回発表された米・失業保険申請件数の流れに続き下振れとなっての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。


9日(木) 米・新規失業保険申請件数、5月卸売在庫・売上高
10日(金) 米・6月卸売物価指数(PPI)

13日(月) 米・6月月次財政収支
14日(火) 米・6月消費者物価指数(CPI)
15日(水) 米・MBA住宅ローン申請件数、7月NY連銀製造業景気指数、6月鉱工業生産
16日(木) 米・6月小売売上高、失業保険申請件数
17日(金) 米・6月住宅着工件数、7月ミシガン大学消費者態度指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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