【4月22日ドル円予想と根拠】市場が急遽注目、米EIA原油在庫量が今夜発表へ

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【4月22日ドル円予想と根拠】市場が急遽注目、米EIA原油在庫量が今夜発表へ

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日22日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日21日のドル円相場は、原油価格の急落によりリスク回避が進行 (↓) したことと、米・3月中古住宅販売件数が昨年4月以来の最低水準を記録 (↓) したことが共に重しとなり、高値107.89から安値107.28のレンジで上値重く推移しました。


(USD/JPY ~4月22日、15分足)

原油の歴史的急落で円高も、米コロナ期待で下げ渋り

前取引日21日、107.60で東京時間オープンとなったドル円は、原油価格がマイナス値を記録するなど前日から続く原油市場の混乱を受けてリスク回避が継続 (↓) し、日中から夕刻のロンドン時間にかけて円高基調が継続、17時過ぎには安値107.28に到達しました。

続くNY時間になると、リスク回避の流れとともに安全資産としてのドルを買う「有事のドル買い」の流れが発生しひとまず下げ渋り、しかしその後の米・3月中古住宅販売件数が昨年4月以来の最低水準 (↓) となったことで反落しました。ただその後には、米トランプ政権による5000億ドルの新型コロナ対策追加がサプライズ的に報じられると再び下げ渋り、高値107.89をつけたのちクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、原油価格が史上初の「マイナス値」記録でのリスク回避観測 (↓) による円高 予想、またその後の、米・3月中古住宅販売件数の大幅悪化懸念 (↓) での円高 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、23:00発表のEIA原油在庫量に対する注目、および22:00発表の米・2月住宅価格指数への懸念が、アナリストらから材料視されています。

米エネルギー省のEIA原油在庫量発表に高い注目

本日23:00に原油指標のEIA(米エネルギー省)原油在庫量の発表があります。平時であれば原油投資家以外にはさして注目されない指標ですが、現在は原油価格が一時的ながらマイナス圏まで急落するなど原油市場がまれに見る混乱を呈しており、世界中の投資家から注目されている状況です。こちらの原油在庫量が大幅に増加すれば、在庫超過観測による原油安圧力の強まりが予想され、こちらの発表とともにリスク回避の円高 (↓) が進行するのではないか、との見方が浮上しています。

ただ一方では、米トランプ大統領が原油備蓄の積み増し検討を指示との報道などもあり、原油在庫超過によるさらなる原油安進行の可能性は低下している、との見方もあります。こうした状況から、今夜のEIA原油在庫量結果を確認後に悪材料消化済みとなり、ドル買い戻しの動きが出てレートが上昇 (↑) するのではないか、との見解も出ています。

こうした、今夜23:00発表のEIA原油在庫量に対する市場の反応見通しについて、在庫量の大幅増となるなどで原油価格下落に拍車がかかるとの観測によるリスク回避 (↓) での円高予想と、EIA原油在庫量の結果確認後に悪材料消化のドル買い戻しが生じる (↑) との見方による円安予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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22:00に米・2月住宅価格指数が発表へ、昨日の流れ続くか

今夜22:00には、米・2月住宅価格指数の発表があります。なお、昨日発表の米・3月中古住宅販売は昨年4月以来の最低の水準となっており、その流れを引き継いで、本日の米・2月住宅価格指数も大幅下振れとなるのではないか、との見方から、こちらの指標発表後にレートが円高へ振れる (↓) 可能性が言及されています。

ただし、米経済指標はすでに多くが大幅悪化となっており、新型コロナ感染拡大による実体経済への悪影響は、ひとまず大方レートに織り込まれてしまっているのではないか、との見方も出ています。このことから、本日の米住宅価格指数発表後、材料出尽くしとなって円安圧力が発生 (↑) するのではないか、との見解も浮上しています。

今夜22:00に発表される米・2月住宅価格指数に関し、結果が大幅悪化となるとの観測による円高予想 (↓) と、指標悪化が織り込み済みとの見方から発表後に悪材料出尽くしでドルが買い戻されての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

22日(水) 米・2月住宅価格指数
23日(木) 米・前週分新規失業保険申請件数、4月製造業購買担当者景気指数、3月新築住宅販売件数
24日(金) 米・3月耐久財受注、4月ミシガン大学消費者態度指数

28日(火) 米・ケースシラー住宅価格、リッチモンド連銀指数、消費者信頼感指数
29日(水) 米・PCE、MBA住宅ローン申請、GDP、住宅販売保留指数、米政策金利発表、パウエルFRB議長会見
30日(木) 米・雇用コスト指数、PCEコア、失業保険件数、シカゴ購買部指数
1日(金) 米・PMI、ISM製造業景況指数、建設支出

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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