※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。
【12月6日ドル円予想と根拠】対中関税発動近づき米中報道で高下 米雇用統計も発表へ
前日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日6日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
きのう5日のドル円相場は、米中合意への先行き不透明感継続 (↓) や米貿易収支など経済指標の下振れ (↓) により市場心理が悪化し、高値109.00から安値108.66まで下落しました。
節目108.90上限に反落、米指標悪化も重荷
昨日5日、東京時間に108.84付近で始まったドル円は、方向感なくじり高展開が続いたものの、200日移動平均線108.90付近がレジスタンス (↓) となり高値108.93をつけて反落、そのままロンドン時間も材料難のまま横ばいで推移しました。
NY時間になると、米中通商交渉の不透明感 (↓) が意識されるなか、さらに米新規失業保険申請件数や米貿易収支が下振れ (↓) となったことも重しに安値108.66まで下落、その後は懸念売り一巡でやや戻したところでクローズとなりました。
昨日配信されたドル円予想レポート有料版では、200日移動平均108.90が上値抵抗線 (↓) になることと、米中交渉への不透明感 (↓) や米貿易収支の下振れ (↓) により円高が進行することを予想したアナリストの見解が掲載されており、これらがこれらが的中する結果となっています。
今日のドル円予想と主要材料
今日市場に出ているFXアナリスト予想を見渡すと、対中追加関税第四弾の発動期限が12月15日に迫るなかでの米中通商協議をめぐるヘッドラインと、今夜の米雇用統計に関する見通しが、今日のドル円の材料として注目されています。
関税発動期限せまるなかの米中駆け引きに注目
米中通商交渉に関して、「対中制裁関税の一部撤廃合意が近い」との報道が続いているものの、合意成立などの具体的な進展が報じられることはないまま、第四弾追加関税発動期限の12月15日まで、すでにあと10日を切っている状況です。
昨日までには、中国が米農産物購入を渋っていることで交渉が難航しているとの報道も見られた一方で、当の中国側から「米中は緊密にコミュニケーションをとっている」とコメントが出たことで、市場の警戒感はやや後退しており、ドル円の底堅さに寄与しています。
こうしたヘッドラインを織り込んだうえで、アナリストらは、米中交渉の見通しに基づく今日のドル円の方向感を予想しています。今日は週末とあってトランプ米大統領が重要なコメントを出す可能性も高く、関連のアナリスト予想を見渡しておく必要があります。
米中交渉にからんだ今日の相場の方向感に関し、アナリストらが何を材料に円高・円安予想のどちらを支持しているか、集計結果は本日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版でご確認ください。
米雇用統計が発表へ
また、今夜発表となる米11月雇用統計の結果見通しも、今日のドル円材料として、アナリストらの高い関心を呼んでいます。
米経済指標の中でも最も注目度が高いものの一つである米雇用統計ですが、こちらの先行指標となる二日前のADP雇用統計は予想を下振れ (↓) ており、市場では、今日の雇用統計にも懸念が高まっています。
仮に今夜の米雇用統計が下振れれば、このところの米景気拡大ペースの鈍化懸念に拍車がかかる (↓) こととなり、強い円高圧力が発生する可能性があります。
今日の米雇用統計につき、アナリストらの見解の集計結果は、本日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版でご確認ください。
今後の経済イベント見通し
このほか今週から来週にかけては、重要な経済指標発表や経済イベントが多く控えています。これらも、結果が景気見通し改善につながれば円安、悪化なら円高の可能性があり、ドル円材料として市場から関心が注がれています。
6日(金) 米・雇用統計、ミシガン大指数
9日(月) 日・GDP、国際収支
10日(火) 米・FOMC、英・GDP
11日(水) 米・FOMC、CPI、政策金利発表、パウエル会見
12日(木) 米・PPI
13日(金) 米・小売売上高
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが【円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。
おすすめ記事