【3月9日ドル円予想と根拠】コロナと原油安が重荷も、日銀緩和期待で下値圏に買い観測浮上

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【3月9日ドル円予想と根拠】コロナと原油安重荷も、日銀緩和期待で下値圏には買い観測浮上

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日9日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日6日のドル円相場は、円高圏での国内輸入企業からのドル買い観測 (↑) はあるも、新型コロナウイルスへの警戒感から世界的なリスク回避が高まり (↓) 、高値106.34から安値104.99まで1.3円以上の円高が進みました。


(USD/JPY ~3月9日、15分足)

新型ウイルス収束の兆しなくリスク回避強まる

前取引日6日、106.15で東京時間オープンとなったドル円は、円高圏での国内輸入企業によるドル買いの流れ (↑) を背景に9時台に高値106.34に到達。しかし前日からの下落トレンドが次第に盛り返し、105.7円台まで下落しました。

ロンドン時間に入り、イタリアでのコロナウイルス感染者拡大が報じられると、世界的な新型コロナウイルス感染拡大への警戒感でリスク回避の動きが鮮明化 (↓) 、ドル円は急落し安値104.99をつけました。この円高の流れはNY時間になっても変わらず、売り一巡でやや戻したレンジとなる105.34でクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、円高圏での国内輸入企業のドル買い観測 (↑) での円安 予想、また新型コロナウイルスへの警戒感から世界的なリスク回避の高まり (↓) での円高 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、日米中銀の金融政策見通し、および16時発表のドイツ鉱工業生産の数字が、アナリストらから材料視されています。

日米中銀の金融政策見通しに高い注目

新型コロナウイルス感染拡大を契機にドル円及び日経平均が急落しており、9日(月)は日本時間早々にドル円が104円割れ、また日経平均は▲900円以上の下落となっています。いずれも先週から下落が加速しており、日本政府・日銀の追加金融緩和見通し (↑) による円売り・円安展開を予想するアナリストが見られます。

ただし政府・日銀の介入手段は口先介入に限られるなか、米FRBは来週17-18日のFOMCでも利下げが見込まれるなどドル売り方向の金融政策も見込まれ (↓) 、米緩和観測を背景とするドル売り・円高が続く、との見解も見られています。

こうした、日米の金融当局の金融政策に対して、日本政府・日銀の追加金融緩和観測による円安予想(↑)と、FRBの利下げスタンスを背景としたドル売り観測による円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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原油価格急落で市場混乱、円高に拍車となるか

この週末にかけ原油市場では、サウジアラビアの原油増産計画報道で原油価格が急落、こちらを引き金としたリスク回避の流れが、このところの円高展開に拍車をかけている状況です。

サウジ増産で原油価格が下がれば、生産コストの高い米国のシェールオイル業界が窮地に立たされるため、今夜米時間にかけさらに市場心理悪化が進行し円高となる(↓) との予想が出ています。しかし一方では、今夜にかけ大幅な原油安がひとまず一服し、ドル円の売りも一巡するのではないか、との円安予想 (↑) も浮上しています。

サウジ増産報道を受けての原油安進行に関し、市場の混乱に拍車がかかっての円高予想 (↓) と、原油安一巡でのドル買い戻しによる円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

9日(月) 独・1月鉱業生産
10日(火) ユーロ・10-12月期四半期域内GDP
11日(水) 米・2月消費者物価指数
12日(木) 米・2月卸売物価指数
13日(金) 米・3月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが【円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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