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【3月13日ドル円予想と根拠】FRBが約7兆円の資金供給 リスク回避せき止めなるか
前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日13日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
前取引日12日のドル円相場は、各国政府による経済及び金融政策の打ち出しが支え (↑) となるも、WHOがパンデミックを宣言し新型コロナウイルス問題でのリスク回避の高まりが重しとなり (↓) 、安値103.08から高値106.09のレンジでボラティリティの高い推移となりました。
ウイルス懸念継続もFRB新政策で持ち直し
前取引日12日、104.51で東京時間オープンとなったドル円は、東京時間午前にトランプ大統領が新型コロナウイルス問題に関して欧州から米国への30日間の入国禁止を発表したことでリスク回避の動きが加熱(↓) 、 昼前には安値103.08まで下落しました。
ロンドン時間は若干戻し、おおむね103円台半ばの取引が続きましたが、NY時間に入ると、FRBが新たな金融政策として、600億ドル(6.6兆円)規模の国債買入れによる市場への流動性供給などの政策を発表、こちらを支えにリスク回避の動きが後退 (↑) して、レートは高値106.09まで反発しました。ただし価格の維持はできず最終的に終値104.64まで下落、日足では上下に長いヒゲの付く特徴的なローソク足が形成されました。
こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、新型コロナウイルス問題でのリスク回避の高まり (↓) での円高 予想、また海外時間に関し、トランプ大統領はじめ各国政府による経済及び金融政策の打ち出し (↑) での円安 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、各国中銀による金融政策見通しからのドル買い観測、および23:00発表の米・ミシガン大学消費者態度指数の結果見通しが、アナリストらから材料視されています。
ECB金融政策への反応でドルへ資金流入か
昨日のECB(欧州中央銀行)理事会では市場が期待していた利下げが見送りとなりました。その結果、失望感からユーロが売られ、相対的にドルが買われる流れとなり、このファンダメンタル要因によるドル買いの流れが継続 (↑) する可能性が、一部のアナリストから指摘されています。
ただ一方では、米FRBは先週の緊急利下げに続き来週のFOMC(17-18日)でも利下げを行うとの見方が確実視されており、FOMCでの利下げ観測折り込みが進んでのドル安・円高展開(↓) を予想する見方も浮上しています。
こうした、各国金融政策の見通しに監視、ECBの利下げ見送りを契機とするユーロ売り・ドル買いの継続(↑) による円安予想と、FOMCでの利下げ観測によるドル売り (↓) での円高予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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今夜23時発表の米・ミシガン大学消費者態度指数には期待感も
今夜23:00には、米・ミシガン大学消費者態度指数・速報値が発表となります。新型コロナウイルス問題を背景に市場は弱気の材料に反応しやすい地合いであり、市場予想に届かないなど冴えない結果となった場合、発表時刻に合わせてドル円レートが下落する (↓) 可能性 が指摘されています。
ただ、足元で発表されている各米経済指標はおおむねね良好な数字が続いており、その流れをくんで、今夜のミシガン大指数も市場予想を上回る数字となれば、発表後に円安が進行 (↑) する可能性 もあります。
今夜23:00に発表される米・ミシガン大学消費者態度指数・速報値に関し、市場予想に届かないなど期待感後退による円高予想 (↓) と、このところの流れを引き継ぎ予想を上振れての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
13日(金) 米・3月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
16日(月) 米・NY連銀製造業景気指数
17日(火) 米・2月小売売上高(前月比)
18日(水) 米・FOMC後のFRBパウエル議長会見
19日(木) 米・3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
20日(金) 米・2月中古住宅販売件数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが【円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
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